はじめまして、ゆらいむです。
今回は「社会心理学とは何か」について解説します。
社会心理学は、基礎心理学の分野の1つだよ!
1.社会心理学とは?
まずは簡単に書くよ!
社会心理学とは、社会活動における人間の心理や行動について研究する分野です。
人間が集まると、人間の心はどうなるのだろうか。傾向はあるのだろうか。
2.社会心理学の具体的なテーマ
具体例を用いて詳しく解説するよ!
「心理学」と言われると、まずはこの社会心理学に該当する内容が思いつくかもしれません。
それくらい、社会心理学の分野は基礎的なものであり、その研究内容も多岐にわたります。
ここでは、具体的なテーマを用いて解説していきます。
1.自己防衛
言い訳が自分を守る!!
人間には、自己の不安を軽減しようとする特性が備わっています。これを防衛機制と呼びます。
例えば、テストで良い点が取れなかった時、「体調が悪かったせいだ」と理由を付けて自分を納得させることがあります。これによって、自分が落ち込んで苦しむことを回避しているのです。
誰にでも備わっている防衛機制ですが、それが本人にどのような影響を与えるのか、また、周りの環境にどのような影響を与えるのか。これも社会心理学の1つのテーマとなります。
防衛機制については、以下で詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてください。
また、似たような意味でセルフハンディキャッピングという言葉もあります。
こちらは「体調が悪かったから、テストでいい点を取れないかもしれない」といったように、先に言い訳を用意しておくことで自分を守ることです。
セルフハンディキャッピングについては、以下で詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてください。
2.集団心理
赤信号 みんなで渡れば 怖くない!?
人間は集団になると、1人でいる時と比べて行動に変化が現れます。
1人でいる時は不安なのに、周りに人がたくさんいると安心したり、周りがしているから大丈夫だろうと社会的に良くない行動をしてしまったりします。
このような集団の中でどのように心理が変化するのかを研究するのも社会心理学の1つです。
集団心理において、よくテーマとされるものとして、
・同調と服従
・社会的ジレンマ
があります。
同調とは自分の本心に関係なく、表面的に相手の意見に合わせてしまうことです。なかでも権威に対する同調のことを服従と呼びます。
自信ないからみんなに合わせとこ!は同調。
この人怖いから、この人に従っておこう!は服従。
同調と服従については、以下で具体的に解説していますので、よろしければ参考にしてください。
社会的ジレンマとは、「自分が利益を取れば他の人が不利益になる」といった時に発生する心の葛藤のことです。
例えば交通。「早く着きたいから!」という理由で無茶なスピードで車を走らしたい。そうすれば早くつけるが、周りの運転手に危険を与えてしまう。どうしようかな・・・っていう心の状態のこと。
「自分1人くらい大丈夫か。」という判断を取る?取らない?
社会的ジレンマについては、他の具体例も合わせて以下で解説していますので、よろしければ参考にして下さい。
3.偏見(ステレオタイプ)
人は人に対して、偏見を持ってしまうことがあります。偏見とは、他者に対する思い込みや間違ったイメージのことを言います。
心理学では、偏見のことを「ステレオタイプ」と呼ぶことがあるよ!
社会では様々な偏見や思い込みが存在します。それによって苦しんでいる人や困っている人もたくさんいます。このような偏見について研究することも、社会心理学のテーマの1つです。
心理学における偏見(ステレオタイプ)の考え方については、以下で解説しています。
偏見の具体例については、以下でそれぞれ解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい
・確証バイアス…自分が支持する証拠に目が生きやすい人間の特性
・ハロー効果…対象が持つある特徴に引きずられて歪んだ評価をしてしまうこと
・初頭効果と親近効果…最初と最後の印象が、一番記憶に残りやすい
4.心理的欲求
働きたい!有名になりたい!
人間には・・・
・安全な暮らしがしたい!!(安全欲求)
・自分以外の他人と関わりを持ちたい!(社会的欲求)
・誰かに認められたい!(承認欲求)
・自分の理想に近づきたい!(自己実現欲求)
といった心理的欲求があります。
心理的欲求は社会の中で満たされていくものであり、社会心理学ではこのような心理的欲求の内容、満たされる過程、人間の行動なども研究対象としています。
心理的欲求については、以下の記事で詳しくまとめていますので、よろしければ参考にしてください。
3.まとめ
社会心理学は、人間の行動心理を探求する基本的な分野です。
テーマの内容も万人受けする面白いものが多いので、是非学んでみて下さい!
社会心理学は万人受け!!