ステレオタイプとは?~偏見を持たれる心理と具体例~

社会心理学

はじめまして、ゆらいむです。

今回は、「ステレオタイプ」について解説します。

ゆらいむ
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ステレオタイプは心理学用語の1つだよ!

1.ステレオタイプとは?

ゆらいむ
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まずは簡単に書くよ!

ステレオタイプとは、他者や集団に対して持っている思い込みや、固定化されたイメージのことです。

・偏見を持たれる
・負の烙印を押される
・ネガティブなレッテルを貼られる などの言い回しがあります。

2.具体例でより詳しく

ゆらいむ
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具体例を使って詳しく解説するよ!

ステレオタイプの具体例としてはこんなものがあります。

・血液型がA型の人は几帳面である
・女性は手先が器用である

血液型が性格を決めるということは科学的に証明されていませんし、手先が器用であるかどうかは性別に関係しません。

どんなことがステレオタイプとなるかは、文化・時代・その場の状況などによって異なりますが、ステレオタイプが抱かれることが差別や偏見につながるため、大きな社会問題となっています。

3.ステレオタイプを抱かれる人の心理について

ゆらいむ
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ステレオタイプを持たれると、人の心はどうなるんだろう・・?

1.ステレオタイプに恐れを感じるようになる

ステレオタイプの脅威を経験したことがある人は、

・自分がステレオタイプに関連づけて判断されるかもしれない
・自分の行動がそのステレオタイプを確証してしまうかもしれない

という恐れを抱くようになります。これをステレオタイプ脅威と呼びます。

例えば、「女性は数学が苦手だ」というステレオタイプが存在する場合、

女性は、数学の問題を間違えたら偏見を持たれてしまうという恐れから、数学に対して脅威を抱いてしまうようになります。

2.自分らしさ、自尊心の低下

「こんな行動をしたら、また変な人って思われてしまうかもしれない」
「こんなことを言ったら、またいじめられてしまうかもしれない」

このようなトラウマから、自分らしい行動ができなくなったり、自尊心が低下してしまったりします。

3.帰属の曖昧性がステレオタイプを加速させる

他者から否定的な結果を受けた場合、それがステレオタイプのせいなのか、本人の落ち度のせいなのか、原因の帰属をハッキリさせるのが難しいという特徴があります。

そのため、間違った偏見のせいなのに、自分に原因があると考え苦しんでしまうケースが多く存在しています。

4.否定的経験への対処方法

ゆらいむ
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ステレオタイプによる否定的経験への考え方を紹介!

1.社会的比較

・・・自分の状況について、誰と比較して評価しているのかを考える

2.離脱

・・・自尊心を、特定の領域における外からのフィードバックや結果から切り離す

ゆらいむ
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要するに、まわりの価値観を一度排除して自分を見つめなおすこと!

3.脱同一視

・・・特定の領域で成功・失敗することを長期の自尊心の元として、自己の価値と関連付けて考えないようにすること

ゆらいむ
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「この問題が解けないから、自分は数学のセンスがない」と決めつけないようにすること!

5.まとめ

自分を苦しめている原因がステレオタイプから来ているものであるにもかかわらず、気づかないまま自尊心が低くなっている可能性もあります。

一度、自分が苦しい原因が偏見から来ているものではないか確認してみましょう!

6.ステレオタイプについて考察する

子供の頃は、偏見を持ったり持たれたりということが多かった。

周りに何か言われると、その通りだと思うことが多かった。自信がなかったからだと思う。でも100%正しいことは少ないし、今までの常識も、あるときから一転して非常識になってしまうことも多い。

正しいことなんて誰かに決められるものじゃない。

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