はじめまして。ゆらいむです。
今回は「セルフハンディキャッピング」について解説します。
セルフハンディキャッピングは心理学用語の1つだよ!
1.セルフハンディキャッピングとは?
まずは簡単に書くよ!
セルフハンディキャッピングとは、失敗した時の言い訳をあらかじめ作っておくことです。心理学では自己防衛の1つとされています。
あらかじめ自分のハードルを下げておくようなことだよ!
2.具体例で詳しく
具体例で詳しく解説するよ!
例えば、学校のテストや試験を考えてみましょう。
テスト前に勉強せずに、「ぜんぜん勉強してないから点数が悪くても仕方ない」と自分に言い訳をしてテストに臨んだことはありませんか?
もしくは、「ぜんぜん勉強してない」とか「昨日寝れなかった」とテスト前に言っている人を見たことはありませんか?
テストで悪い点を取ったとしても、自分が傷つかなくて済むように、このようにあらかじめ予防線をはっておくことをセルフハンディキャッピングと言います。
ちなみにこの場合、テストで悪い点を取った場合に言い訳が出来るのと同時に、テストで良い点を取った場合は自分の評価を上げることが出来ます。
これって良いこと?悪いこと?
3.セルフハンディキャッピングは良いことなのか?
セルフハンディキャッピングによって、自分の自尊心は一時的に保たれます。
しかし、セルフハンディキャッピングは自分に嘘をつき、自分自身と向き合わないことにほかなりません。
一時的に守れたとしても、その結果は自分のためにならず、自分を見失うことや、自分の今後の可能性に蓋をすることになります。
セルフハンディキャッピングは自分を一時的に守るものだよ!
4.セルフハンディキャッピングの原因
セルフハンディキャッピングは
・他者からの評価を下げたくない
・自尊心を傷つけたくない(失敗して落ち込みたくない)
という恐怖心や不安から発生します。
セルフハンディキャッピングは自分を守るために無意識に働いてしまうことが多いです。
ちなみに、セルフハンディキャッピングは、人間の特性である「防衛機制」の一種であるとされています。
防衛機制には、セルフハンディキャッピングのほかに、合理化や逃避など、自分を守るためのさまざまな種類と方法があります。
防衛機制について詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
5.セルフハンディキャッピングとの向き合い方
セルフハンディキャッピングとどう向き合うべき?
他者からの評価を下げたくないという思いから発生することもありますが、予防線をはったり、負けたときの言い訳を先にしておくことは、実際には他者に気づかれ、悪い印象を与えてしまうことも多いです。
また、自分を傷つけたくないという思いから発生することもありますが、後から言い訳をしてしまった自分に落ち込んでしまうこともあります。
恐怖心に打ち勝つことは、とても大変で難しいことですが、セルフハンディキャッピングに負けずに自分と向き合うことは、たとえ失敗したとしても、必ずそれ以上の結果として自分に返ってきます。
言い訳せずに失敗するほうが、意外と他者は感動するものです。
6.セルフハンディキャッピングについて解説する
口には出さないが、テストや部活の試合の時に、心の中で先に失敗した時の言い訳を用意しておくことがあった。
でも、そういう時に限って逆に不安になって上手くいかなかった。
どきどき緊張しながら思いっきりぶつかったときの方が、結果は良かった。言い訳を用意しておくと心が緩む。それはやっぱり良いパフォーマンスにはつながらない。