公正世界仮説とは?~この世界は公正であるという心理と理由~

社会心理学

はじめまして。りりぶです。

今回は「公正世界仮説」について解説します。

りりぶ
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公正世界仮説は、心理学用語の1つだよ!

1.公正世界仮説とは?

りりぶ
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まずは簡単に書くよ!

公正世界仮説とは、「この世界は、人間の行いに対して公正な結果が返ってくる」という考え方のことです。

例えば、「悪いことをしたら罰が当たる」「努力は報われる」などが代表的な例になります。

2.公正世界仮説が浸透する理由

公正世界仮説は日本だけでなく、世界中で浸透している考え方です。

世界中の多くの人が、「この世界は良い世界であってほしい」という理想を漠然と持っています。

良い世界というのは、

・頑張った人は報われる
・悪いことをする人は罰を受ける
・良いことをすれば、その分自分に返ってくる

このような秩序のある世界です。

誰しもが自分に悪いことは起こってほしくないですし、特に何の理由もなく自分に悪いことが起きることを人間は拒みます。

りりぶ
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この世界は大前提として、「因果応報」となるようにできている!と考えれば、スッキリしますね。

ちなみに、公正世界仮説を信じている人は、

・未来に対して希望を持って生きることが出来る
・生活満足度や幸福感が高まる
・うつ感情の減少

といった特徴があると研究から分かっています。

3.この世界は「公正世界仮説」になっているか?

りりぶ
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実際のところ、この世界はどうなっている・・?

人に悪いことをすれば、その人の怒りや恨みを買ってやり返されてしまったり、

人に良いことをすれば、その人から良いことを返してくれたりするなど、

自分の行動が自分に返ってくる、という流れにはこのような根拠もあります。

しかし、「公正世界仮説」は実際には100%ではありません。

例えば、病気、事故、天災、など、どれだけ悪いことをせずに生きている人でも、不条理に苦しむことは起こっています。

どれだけ努力しても、叶わないことだってあります。

生まれてすぐに死んでしまう人もいます。

りりぶ
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天災や事故も、巻き込まれる人にはそれだけの理由がある・・・?と考える・・・?

4.公正世界仮説の問題点

りりぶ
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ただ1つ、問題点があるよ!

人間は、自分以外の人間がどのような人生を歩んできたか、そのすべてを知ることは絶対にできません。

そのため、悪い目にあった人に対して、例えそれが病気や事故であっても、正義社会仮説を信じるがあまり、「被害者にもなにか落ち度があったのではないか」と被害者を責めてしまうことがあります。これを被害者非難と言います。

被害者非難は、自分の中の公正世界仮説を維持するために起こります。

5.確証バイアス

余談になりますが、人間には確証バイアスという特性があります。

確証バイアスとは、「自分にとって都合の良い意見は肯定し、都合の悪い意見は見なかったことにする」というものです。

この人間特性も、公正世界仮説を持ち続けることが出来る理由の1つです。

確証バイアスについては、以下に詳しくまとめているので参考にしてください。

確証バイアスとは?~具体例と向き合い方~

6.まとめ

公正世界仮説を持っていることは、自分の心の満足感や安定感につながります。悪いものではありません。

公正世界仮説が行き過ぎて、被害者非難をしてしまうことだけには注意しましょう。

りりぶの不安の不安】

ある程度自分は「公正世界仮説」を信じて生きてきた人間だ。

ただ26年生きてきて思うことは、「超能力のように、善い人が報われて悪い人が裁かれる」といったことはない。

予言の自己成就にもあるが、大切なのは何を信じるか。善い行いをすれば善いことが返ってくると迷いなく信じれる人は、公正世界仮説が正しく感じるだろう。

生きていると、分からないことがいっぱい出てくる。

考えることに疲れて、また不安になるのが怖くて、だから天国のような公正世界仮説に逃げてしまう。でも現実はそんな完全な世界ではない。努力と成功は比例しない。だから諦めずに頑張ろう。

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