はじめまして。ゆらいむです。
今回は「HSP」について解説します。
HSPは、人間の性格の1つだよ!
1.HSPとは?
まずは簡単に書くよ!
HSPとは、他者の心を敏感に感じてしまう、生まれ持った気質、性格のことです。
他者に過剰に気を使ってしまうため疲れやすく、生きづらさを抱えながら生きている人がとても多いです。
2.HSPの4つの性質
HSPの性質について詳しく解説するよ!
1.共感力が高い
HSPの人は、他者の感情への反応が強く、特に共感力が高いです。
また、人の感情や人の雰囲気に敏感なため、空気を読むのが得意だったり、思いやりがあって優しい人が多いです。気を使いすぎて疲れてしまうのもこのためです。
2.深く物事を処理する
HSPの人は、物事を深く処理します。
よく悩んだり、考え込んだり、自分の頭の中でいろんなことが巡ります。考えすぎてネガティブな思考になり、疲れてしまうこともしばしば。
3.周りの刺激を過剰に受ける
HSPの人は、周りの刺激を過剰に受け取ります。
相手の発言に深く傷ついたり、緊張やミスに過剰に動揺したり、多人数の集まりが苦手だったりします。
4.ささいな刺激を察知する
HSPの人は、周りのささいな刺激を敏感に察知します。
電車の匂いや周りの人の話し声、車の音など、普段の生活の中で見たり聞いたりすることが苦痛になりやすいです。
五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)が敏感で、予感や直感力も優れていることが多いです。
4つすべてに当てはまればHSPというわけではなく、当てはまるものが多いほどHSP傾向が強い、という感じです。
3.HSPの人は子供時代を経てどうなる?
このような性質をもつHSPは、どのように生きていくことになるのでしょうか?
1.他者に合わせて生きていく
HSPの人は、他者の負の感情に敏感なため、苦しんでいる人を見るのがとてもつらいです。
そのため自分を捨ててでも、他者を喜ばせようとしたり、悲しませたり落ち込ませないようにします。
他者に合わせて生きるのは何が問題なの?
2.別の自分をたくさん作っていく
HSPの人は、他者や社会に合わせるために、自分とは別の人格をどんどんつくりあげていきます。
他者や社会にとって「良い人」を演じてしまうため、とても疲れてしまったり、虚無感を感じてしまったりします。
3.自分の心を自分で壊してしまう
他者に合わせる生活が続くと、自分の心がなくなっていきます。
自分の心がなくなるほど自信がなくなっていくため、人が怖くなったり、外出が怖くなったり、不安や緊張や生きづらさを抱えて生きていくことになります。
HSPの人は他者に合わせて疲れますが、合わせないことで他者が苦しむのも疲れるので、どちらにしても疲れてしまいます。
4.HSPの人はどう生きれば良い?
そんなHSPはどう生きれば良いのでしょうか?
1.まずは自分を分析して受け入れる
まずは自分のことを分析することから始めましょう。
自分はHSPなのか?HSPの中でも何に疲れやすいのか?どんなことが生きづらいのか?
具体的な内容は、HSPの中でも人によって変わってきます。
分析が出来たら、その性質を否定せずに受け入れることから始めます。
「これが自分」と受け入れるだけでも気が楽になるはずです。
2.安全な場所を見つける
HSPの人には、本当の自分を出せる居場所が必要不可欠です。
家や学校、職場、友達の前などで本当の自分を出せていますか?
本当の自分を出せる安心安全な場所を増やし、ストレスを感じる居場所を減らしていくことが、生きづらさをなくす方法になります。
家族や職場が苦しい人は、思い切って周りの環境を変えてみよう!
3.1人になれる時間や場所を見つける
HSPの人にとって、1人の時間は大切です。
安全な場所をすぐに見つけるのが難しい場合は、1人になれる時間をなんとか確保できるようにしましょう。
生きるためにどうしようもないこともあります。その場合は、それ以外のところに安全な場所を見つけましょう!
5.外向的なHSPの人も存在する
HSPの中で内向的な人は7割、残り3割は外向的だと言われています。
これまでのHSPの特性から、「HSPは内向的!」と思うかもしれません。
でも、HSPの中には、好奇心旺盛な一面も持っている外向的な人も存在します。
HSPの内向的なタイプと外向的なタイプの違いについては以下にまとめていますので、「自分は敏感だけど、内向的ではないかも!」と思う人は参考にしてみて下さい。
6.HSPとマイナス思考
マイナス思考によって出される結論は、間違っていることがほとんどです。
HSPの人は、自己肯定感の低さからマイナス思考に陥ってしまいがちです。
HSPの人の思考のくせと具体例について、以下にまとめていますので、参考にしてみて下さい。
7.HSPと人間関係
HSPは人間関係がうまくいかず、悩みがちです。
1.HSPは人が怖い
HSPは人が怖い、もしくは人と関係を持つのが怖いと感じることが多いです。
それはHSPの性質やHSPならではの経験が関係しています。人が怖いと感じる理由については、以下の記事でまとめていますので、よろしければ参考にしてください。
2.HSPと愛着障害
HSPの人間関係がうまくいかない理由として、子どもの頃の親との関係があります。
子どもの頃に、親との愛着形成がうまくいかなかった人は、その後の人間関係において生きづらさを感じてしまうことがあります。親との愛着障害と向き合い方について、以下にまとめていますので、参考にしてみて下さい。
8.まとめ
HSPの人は、自分らしく生きることが出来る場所を増やし、そうでない場所を減らすことを考えましょう!