HSPと愛着障害~他者と程よい関係が築けない理由とは?~

HSP

はじめまして。ゆらいむです。

今回は「HSPと愛着障害」について解説します。

ゆらいむ
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HSPが人間関係を築きにくい理由は愛着障害?

1.HSPと人間関係

HSPとは、他者の心を敏感に感じ取ってしまう性格を、生まれつき持つ人のことです。

HSPは他者の心に敏感に反応してしまうため、程よい人間関係を築きにくい傾向があります。

「他人とは常に距離を置いている」
「相手に依存してしまう、離れられない」
「相手に裏切られたり、騙されたりしても尽くしてしまう」

HSPがこのような人間関係を築いてしまうのはなぜでしょうか?

2.人間関係がうまくいかない理由

1.愛着障害

愛着とは、親と子の間に結ばれる信頼関係のことです。

親にしっかり愛情を注がれて育った子供は、親を心のよりどころとして、安定した愛着が形成されます。愛着が形成された子供は、その後の人間関係においても、自分を保ちながらバランスよく生きることができます。

しかし、子供の頃に愛着をうまく形成できなかった子どもは、ありのままの自分を出すことは良くないことだと察し、自分を抑え込もうとします。

「自分に諦めて、大人の思い通りの人格を築く」
「頻繁に怒ってしまう」
「自分自身が分からず、漠然と生きづらさを感じてしまう」

「表向きはしっかりしているが、弱さを見せられない」

このように愛着関係を築けなかった子どもは、大人になってからの人間関係でも、自分がうまく出せずに、程よい人間関係を築くことが難しくなります。

ゆらいむ
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HSPの性質は、特に愛着関係を築きにくい!

HSPはささいな刺激に敏感なため、親のストレスや不快感を感じやすく、愛着関係が築きにくい傾向があります。普通の子供には問題のないことでも、HSPの子どもにとっては問題となることも多いため、子育ての常識が通用しないこともあります。

ゆらいむ
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現代の日本では、正しい愛着関係を築けている家族は、全体の3割ほどと言われています。それだけ愛着の形成は難しいようです。

2.インナーチャイルド

インナーチャイルドとは、子どもの頃の傷ついた経験(トラウマ)にとらわれたままの心のことです。

「傷ついたときに本音を言えなかった」
「寂しいときに寂しいと言えず、親に構ってもらえなかった」
「泣いているのにほっておかれた」

HSPは自分の気持ちを抑える傾向が強いことから、インナーチャイルドを抱えたまま大人になってしまうことがとても多いです。

インナーチャイルドを抱えていると、相手に本音を言えなかったり、相手に過剰に合わせてしまい、程よい人間関係を築くのが難しくなります。

ゆらいむ
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相手に頼みごとをするのが苦手なのもHSPの特徴だよ!

3.愛着障害とどう向き合えばよいか?

ゆらいむ
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自分が愛着障害かもしれないと思ったらやってみよう!

1.親以外に自分の出せる場所を探す

自分の思いをぶつけても、ありのままを受け入れてくれる友達やパートナー、あるいは専門家を探しましょう。

そういう人は、あなたにとって一生の宝になります。

ゆらいむ
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誰でもいいわけではありません。自分が信頼できる人は必ずいます。直感を信じてみましょう。

2.心の声を出す

とっても怖いですが、自分のことを受け止めてくれる人は必ず存在します。勇気を出して本音をぶつけてみましょう。

最初のうちは、自分しかいない部屋の中や、自分しか見ないノートでも大丈夫です。とにかく頭の中の声を外に出すというのが大切です。

ゆらいむ
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頭の中の思いを出すだけで、思ったよりも楽になります。誰も見ていなくてもいいので、怒ったり悲しんだり泣いたりしてみましょう。

3.親と向き合う

これは一番勇気がいるかもしれません。親に自分の思いや不安をぶつけてみましょう。聞き入れてもらえずに、けんかになってしまうことも多いと思いますのであまりお勧めはできませんが、もし聞き入れてもらえれば、根本的な解決になります。

4.まとめ

HSPは他者の感情に敏感で、自分を抑えることが多いため、自分を出せずに育ってしまうことが非常に多いです。

そのため、人間関係をうまく築くことが出来ず、生きづらさを抱えてしまいます。

まずは自分のことを知り、少しづつ自分の思いを出せるようにしていきましょう!

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