HSPと心の病気~心の病気になりやすい理由と種類~

HSP

はじめまして、ゆらいむです。

今回は「HSPと心の病気」について解説します。

ゆらいむ
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HSPは心の病気になりやすいよ!

1.HSPの特徴と心の病気になりやすい理由

ゆらいむ
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HSPって何?

HSPとは、他者の心を敏感に感じ取ってしまう性格を、生まれつき持つ人のことです。

HSPは以下のような理由から、心の病気になりやすいです。

1.脳や神経が疲れやすい

「緊張しすぎて疲れてしまう」
「人ごみを歩くだけでもなんだか疲れてしまう」
「ささいな刺激にすぐ反応してしまう」

このような経験をしたことはありませんか?

HSPは周りにとても敏感なため、普通の人にとってはなんともないことにもストレスを感じてしまいます。

HSPに限らず、人は神経が高ぶるストレス状態が長く続くと心身の不調を起こしてしまうのですが、HSPはその性格から、普通の人よりもストレスを感じやすいため心の病気になりやすいです。

そのため、HSPは人一倍休むことが必要なのです。

ゆらいむ
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HSPの性質は普通の人には理解しづらいため、社会の一般論や根性論を真に受けると、より苦しんでしまいます。

2.感情を抑え込む

「なんだか不安だけど頑張らないと」
「トラブルが起きないように空気を読まなきゃ」
「自分の感情や意見を出すほうがしんどい」

このようなことを考えたことはありませんか?

HSPはその性格から、自分の感情を抑え込む傾向が強いです。「こんな感情をもってしまった」と自分を否定してしまうこともあるかもしれません。

しかし、感情を自分の外に出さずに抑え込むと、その感情は自分の心の中に残り続けます。残った感情は潜在意識の中に閉じ込められ、マイナスな思い込みやトラウマとして、マイナス思考をつくりあげます。

悲しい時に泣いたり、苦しいときに叫んだり、感情が沸き上がったときに発散させるのが人間の自然な反応です。

ゆらいむ
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「愚痴はいわない」「人に優しく」といった教えを100%実行しないと・・と思っていませんか?

ちなみに、焦りや妬みのようなネガティブな感情は、決して悪いものではありません。その理由については以下で解説しています。

ネガティブ感情とは?~発生する原因と向き合い方~

3.自分らしさがもてない

「他者に言われたことが全て正しいことのように思える」
「他者を苦しめないように、良い人を演じている」
「なぜ生きているのか分からない」
「別に自分なんか・・・」

自分の感情を抑え、他者を悲しませないために過度に同調していると、自分らしさがなくなっていきます。その場しのぎにはなりますが、これから一生お世話になる自分の心は死んでいき、不安や恐怖を感じやすくなったり、やる気が持てなかったりします。

ゆらいむ
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虚無感を感じたり、漠然と苦しかったり、何に対してもやる気が出なかったりします。人生に諦めている感じですね。(昔の自分です・・)

2.心の病気にはどんなものがある?

ゆらいむ
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HSPがなりやすい心の病気について解説します!

1.うつ病

「何をするにもやる気が出ない」
「一日中気分が落ち込んでいる」
「死にたいと思う」

このような状態が続くようであれば、うつ病かもしれません。

うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが長期間続き、脳の機能障害が起こっている状態です。マイナス思考が止まらなかったり、自分を否定してしまったりします。

ゆらいむ
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うつ病になる前に自分を休ませましょう。

2.パーソナリティー障害

パーソナリティ障害とは、考え方や振る舞いや人との関わり方が現代に適応できずに、苦しんでいる状態のことをいいます。

パーソナリティ障害はよく3つのカテゴリに分類されます。

A群:不信感が高く、感情の欠如や他者への関心が薄いタイプ
 ・妄想性パーソナリティ障害(世の中が信用できずに閉じこもる)
 ・統合失調型パーソナリティ障害(風変わりな思考や行動を伴う)
 ・スキゾイドパーソナリティ障害(とにかく一人を好む)

B群:感情的で、他人を巻き込むタイプ
 ・反社会性パーソナリティ障害(反社会的で衝動的)
 ・境界性パーソナリティ障害(不安定な自己感覚や人間関係を持つ)
 ・自己愛性パーソナリティ障害(自分が特別であろうとし、他者に賞賛を求める)
 ・演技性パーソナリティ障害(演技的行動で他者の注目を集める)

C群:不安で内向的であり、周りの評価が気になるタイプ
 ・回避性パーソナリティ障害(他者の反応に敏感で、不安が生じやすい)
 ・依存性パーソナリティ障害(他者への過度な依存、孤独に敏感)
 ・強迫性パーソナリティ障害(完璧主義で固執してしまい、気持ちが落ち着かない)

ゆらいむ
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HSPはA群とC群になりやすいです。

3.統合失調症

統合失調症とは、思考や感情がまとまりにくくなる病気です。脳の働きをまとめられないため、幻覚を感じたり、妄想に捉われたりするのが特徴的です。

4.解離性障害

解離性障害とは、自分が自分であるという状態が失われている状態のことです。

具体的には、知覚の一部を感じなくなったり、感情が麻痺してしまったり、過去の記憶が抜け落ちてしまったりするような症状があります。

苦しすぎる記憶や、苦しすぎる感覚を解離させることで自分を保とうとする、人間の機能であると考えらえれています。

5.適応障害

「暴力的な親との生活」「仕事の異動」など、特定の状況や出来事がその人にとって過度のストレスとなり、生活に支障をきたしている状態です。

原因が特定されるため、原因から離れると症状は徐々に改善していきます。

3.HSPが心の病気にならないために

・人一倍休むこと(1人の時間を作ったり・・)

・理解者を見つける(自分が本音を出せる場所)

・感情は抑え込まない(人に吐き出すことに抵抗があれば、ノート書き出すなどでもOK)

・自分の考えも聞いてあげる(自分から沸き上がった思いに間違いはない)

4.まとめ

HSPはぜんぜんダメではありません。

人一倍休んだり、治療することで大きな力を発揮できるのもHSPの特徴です。

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