はじめまして、ゆらいむです。
緊張や落ち込み=メンタルが弱い は間違い!!
1.メンタルの弱さは「才能」ではない
1.緊張や落ち込みは誰もが経験する
誰かに怒られて落ち込んだり、大切な場面で緊張して上手くいかなかったり、些細なことでもドキドキ緊張してしまったり・・
「ああ、なんで自分はこんなにメンタルが弱いんだろう。」と思っているかもしれません。
でもそれは、メンタルが弱いわけではなく、だれもが経験する「人間の生理現象」に過ぎません。
「いやいや、私以外の周りの人はみんなメンタルが強いよ。あの人はちょっとしたことでは落ち込まないし、緊張もしないし。」と思うかもしれません。
しかし、そういう人たちも落ち込んだり緊張しないわけではありません。何度も緊張や落ち込みを経験して慣れてしまっているだけで、最初は誰でも緊張して落ち込むものなのです。
もしくは、そういうふうに見えているだけで、実は内心は緊張したり落ち込んだりしているのです。
顔や言動に出ないだけで、内心は誰でもドキドキしています。
2.メンタルが強くなっていく人と弱いままの人の違い
さて、最初のスタートラインはみんな一緒ですが、同じ数の経験をしても、すぐに慣れてしまう人と、なかなか慣れることができない人が出てきます。
ここが差が出てくるポイント。
すぐに慣れる人は「自分を否定しない」。なかなか慣れない人は「自分を否定する」。
例えば、ピアノの発表会があったとします。初めての発表会です。そこで大きなミスをしてしまって演奏が止まってしまった。
ある人は、
「自分は弱いんだ。こんな自分はダメなんだ。緊張してうまくできなかった。情けない。周りの人は堂々としているのに、私は・・なんてメンタルが弱いんだ。」と考えます。そして、2回目の発表会で「あっあの時と同じ緊張だ、きっとうまくいかない」と考えてしまい、その通り失敗してしまう。
一方、ある人は、
「緊張してしまった。私は大勢の前に立つと緊張するのか。大勢の前に立つ機会を増やして練習しよう。大勢の前に立つイメージもたくさんしておこう」と考えます。そして、2回目の発表会で「あ、やっぱりあの時の緊張だ。でもしっかり想定してきたから大丈夫だ。」と考え、落ち着いて演奏ができる。
このように、誰もが持つ弱さを受け入れることができる人は強くなっていきますが、受け入れずに「ダメなもの」と認めない人は、いつまでたっても弱いままです。なぜなら、その「自分の弱さ」に対して解決しようとしないからです。
思い込みが、メンタルの強化をとめます。
3.メンタルを強くできない理由
さてここからは現実的な話です。
苦しいときに「自分を否定するか否定しないか」という考え方の違いは、毎日の生活の中で形成されていきます。いわゆる「自己肯定感」というやつです。
自己肯定感が低いと、自分は弱いと思い込んでしまい、いくら頑張ってもメンタルを強くすることができません。というより、頑張ることができません。メンタルの弱さが自分の生まれつきの資質だと感じているからです。
そして自己肯定感は、子供のころの周りの環境が大きく影響します。
失敗に対して否定されたこと
間違いを否定されたこと
緊張を否定されたこと
「お前はプレッシャーに弱い」と言われたこと
「お前には無理だ」と言われたこと
「お前はメンタルが弱い」と言われたこと
子供のころにこれらのことをよく言われて、根付いてしまっていると、自分を肯定することができなくなってしまう。
この考え方は、生まれながらの才能ではなく、生まれた後の育ち方によってつくられていくものなのです。
自己肯定感の低さは、周りの環境によって決まります。
2.メンタルが弱いと生きづらい
メンタルが弱いままでも別にいい?
メンタルが弱いままだと、現代社会ではなかなかに生きづらいです。
「自分はメンタルが弱いけど別にいいや」という人は、実はメンタルが強い人です。
ここでは、メンタルが弱いことで生きづらくなってしまう理由を3つご紹介します。
1.人間関係がうまくいかない
メンタルが弱いと、周りの人間に対して生き生きと関わることができません。
「どうせ私は好かれない」「緊張してうまく話せない」「裏切られることが怖くて疑ってしまう」などと感じながら周りの人間と関わっていると、無意識に相手にその波長を送ってしまい、実際にその通りになってしまいます。
2.人間関係がうまくいかない その②
自己肯定感が低いと、悪い自分を見られたくないという思いから、自分の弱さを隠そうとしてしまいます。
その結果、話に矛盾ができてしまったり、周りに疎まれやすくなってしまい、人間関係に亀裂が生じやすくなります。
3.自分の人生がうまくいかない
「充実した人生を送りたい」と意識の中で思ったとしても、「それは無理だ」と考えてしまう。充実した人生を送るチャンスが来たとしても、「自分にこんなチャンスがくるわけがない」と悪いところを探してしまう。
その結果、チャンスをふいにしてしまい、自分の人生に対して前向きに生きることができず苦しんでしまうことになります。
3.メンタルを強くするための第一歩
特定の人に嫌悪感を抱く自分
人前で緊張する自分
人を傷つけてしまうことがある自分
物事が続かない自分
感情的になってしまう自分
すぐに落ち込んでしまう自分
自分が「弱い」と思っている部分を否定せずに、まずは受け止めることから始めます。
「すぐに落ち込んでしまう自分はだめ」ではなく、「自分はよく落ち込む」と受け止める。
自分から生み出された感情・行動に、ダメなものなんて一つもありません。
他人や多数が「ダメだ」というから、そういう認識になるにすぎないのです。