はじめまして、ゆらいむです。
今回は「まず否定から入る人」について、解説します。
どうしてまず否定から入ってくるんだろう?
1.【大前提】人は誰しもが自分の意見を持っている。
人間はみんな自分の意見を持っています。
そして、人間は誰かに否定されることを嫌います。特にHSP気質を持っている方であれば、誰かに否定されると、より強く心にダメージを受けてしまうでしょう。
だから人間は、自分の意見を心にしまって「同調」したり、時には相手が「否定された」と感じないように「提案」のような口調で話すことで、自分が否定されないように、または相手を否定しないようにバランスを取りながらコミュニケーションを取ろうとします。
2.まず否定から入る人について
他者を尊重しようとする人や他者に思いやりを持っている人は、相手が自分と違う意見を持っている場合、一考します。頭ごなしに相手を否定しないためです。
しかし、相手が自分の意見と違うと分かれば、すぐに否定を口にしてしまう人もいます。
それは、
なんでも自分が正しいと思っている人。
自分とは違う意見を認められない人。
認めてしまうと劣等感や敗北感を感じてしまう人。
ただ支配したい人。
自分の思い通りでないと不安になる人。
「自分が否定された」と感じてしまった人。
このような不安に凝り固められた人だけでなく、
既に知っていることを話したつもりが否定と受け取られてしまった
助言のつもりが否定と受け取られてしまった
心配からのリスクの提案が否定と受け取られてしまった
などなど、普通の人が普通に話しているだけでも、受け取り側によって「否定してくる人」と認識されてしまう可能性もあります。
「否定」には、話し手の問題もあれば、受け取り側の問題もあります。
3.否定かそうでないかは、口調や態度によって大きく変わる
同じ言葉を発したとしても、発する人間によって「否定っぽくなるかならないか」は大きく変わってきます。
例えば、自信満々自分大好きそうな人が話せば否定っぽく嫌味っぽく聞こえても、同じことをおどおどして他人の顔色を伺ってそうな人が話すとそうでもなかったりします。
また、横柄な態度であったり、声が大きかったり、強めの感情が乗っていたりすると、それだけで否定っぽく相手に伝わってしまうでしょう。
普段相手を尊重しているような人が否定の言葉を発しても、相手は否定されたと思わずに耳を傾けるでしょう。
このように否定の感じ方は、話す内容よりも、「話し方」や「人柄」に大きく左右されます。
人柄によって、否定の感じ方は変わる!
4.否定に対する個人のレベル感が違う
人間はみんな無意識うちに「自分」を基準にして生きています。
「自分」がこれを言われたら傷つくから言わないようにしよう。自分がこれをされたら嫌だからしないでおこう。
先ほども少し書かせていただきましたが、「否定」に対して敏感に反応する人もいればそうでない人もいます。
両者にとって、「否定」に対する配慮はレベル感が全く違います。その両者が話せば、一方は「なぜすぐ否定してくるのだろう。頭が悪いのかな」と感じ、もう一方は「普通に話しているだけなのに、どうして傷つけてしまうのだろう」と感じていたりします。
5.否定したくないのに、否定の言葉が出てしまう。
自分の事しか考えていない人や、自信がなくて不安やストレスを抱えている人は、自分と違う意見に対して感情的に否定しがちです。
しかし、そうでない人の中にも、否定したくないのに無意識のうちに否定の言葉が出てしまっている場合もあります。
否定したくないのに意地悪をしたいわけではないのに、なぜか会話の中でふと否定の言葉が出てしまう。
「あっ今の否定っぽくなってしまったな」と言ってから気づく。
そういう人は、癖になってしまっているのかもしれません。普段否定をあまり気にしない人と話していると、そのままの話し方で別の人と話したときに、「否定された」と感じられてしまうこともあります。
受け取り側によって、その言葉を「否定」と認識するかそうでないかは変わってきますので。
人とのコミュニケーションは大変です。