怒りたくないのに怒ってしまう心理と理由について

感情

はじめまして、ゆらいむです。

今回は「怒ってしまう」の心理について解説します。

ゆらいむ
ゆらいむ

怒りたくないのに、すぐ怒ってしまうのはなぜ?

1.怒りっぽいのは変えられない?

人間が怒る理由には、さまざまなものが存在します。

「理不尽な物言いをされた」
「大切なものが傷つけられた」
「その人の言動が気に食わなかった」
「指導として叱った」

その中でも、怒りを感情のままに暴言や暴力によって外に放出する人は

「短気な人」
「わがままな人」

と判断されることが多く、他者から嫌煙され避けられやすくなります。

また数回ではなく、何度も何度も気に入らないことがあるたびに怒る人は、怒る理由の沸点も低くなっていき、ちょっとしたことでも怒る「怒りっぽい人」と、他者から認識されます。

さてこのような「怒りっぽい人」ですが、みんながみんな

「生まれつき短気な人だからどうしようもない。これからも変わることは絶対にない。」ということではないようです。

中には、本人は「怒りたいわけではない」のになぜか怒ってしまうということもあります。

ではなぜ、怒りたくないのに怒ってしまうのでしょうか。その理由の中に、怒らないようになるヒントが隠されています。

ゆらいむ
ゆらいむ

怒りっぽい人が怒らないようになる!

2.怒ってしまう理由

1.不安を感じやすい性格

ゆらいむ
ゆらいむ

生まれつきの性格気質による要因です。

大前提として、人間は誰でも怒ることがあります。その怒りを内面に抑えるか、外に放出するかまたは放出の方法によって、「怒りっぽい人」と認識されるかどうかは変わります。

生まれつき個人差があるところで、「不安を感じやすい」「不安を蓄える・処理する脳の部分が小さい」という点があります。

このような人は、一般的に制御できる不安量であっても、制御することができません。制御できなければ、怒りをそのまま外に粗く放出してしまうことになります。

しかし、このような人も不安が少なければ怒ってしまうことも少なくなりますし、逆に言えば不安が多くなれば、脳が大きな人でも怒りっぽくなってしまうことがあるということです。

ゆらいむ
ゆらいむ

大切なのは、不安の量です。

2.周りの人間

ゆらいむ
ゆらいむ

怒りに限らず、すべての感情は人から人に「伝染」するよ!

怒りたくないのに怒ってしまう。その理由はあなた個人の問題ではなく、周りの人間にあるかもしれません。

人間には気遣いできる人もいればできない人もいます。ストレスで苦しんでいる人もいれば余裕がある人もいます。

そしてそのような行動基準や感情の状態というものは、不思議なことに人から人に伝染します。

誰かに気遣いをされたら、自分もその人に好意を返してみようかなと考える
誰かが楽しそうにしていると、自分も楽しくなってくる
誰かが悲しんでいると、自分も悲しくなってくる。

このように人間の行動基準や感情は、人から人へと伝染します。

それは怒りも例外ではなく、よく怒っている人が周りにいれば、自分も怒りっぽくなってしまいます。

つまり怒りたくなくても怒ってしまう。その理由は、あなた自身にあるのではなく、周りにあるのかもしれません。

ちなみに、よく笑う人と良く怒る人が会うと、その感情が深い人の方に飲み込まれます。

3.育った環境(アダルトチルドレン)

幼少期に不安が取り除かれなかった人間のことを、アダルトチルドレンと呼びます。

幼少期の子どもは不安なことがいっぱいです。そして不安なことがあると泣きます。

そんな時にほっとかれたり、見てもらえなかったりして不安を取り除かれないと、大人になってもその不安を抱えたままになってしまいます。

例えば「寂しい」という不安をほったらかしにされたのであれば、その人は大人になった時に「よくわからないけど寂しい」という不安で、ストレスを処理する脳の領域を埋めてしまいます。

そうなれば、普段の生活の不安を処理する力は一般より小さくなってしまいます。

不安を処理する力が小さければ、怒りっぽくなってしまいます。

ゆらいむ
ゆらいむ

自分の不安を知ることは大切です。

3.思い出し怒りについて

思い出し怒りとは、過去と同じレベルの不快感や怒りを感じながら過去の出来事を思い出すことです。

通常であれば、過去の出来事や感情は、時間の経過とともに薄れていきます。思い出せなくなっていきます。

しかし発達障害の方や脳に強く幼少期のトラウマが植え付けられてしまった人は、ふとした時にその時のそのままの感情が再燃します。

当時のトラウマと少しでも似通ったことが起こると、当時の怒りがそのまま蘇り、今現実に起こっていることよりも大きな怒りとして、そこに存在してしまうのです。

何度も思い出してしまうことで、記憶も定着してしまい、何度も苦しめられることになってしまいます。

タイトルとURLをコピーしました