他人が褒められると自分が否定されているように感じる心理と理由

人間関係

はじめまして、ゆらいむです。

今回は、「他人が褒められると、自分が否定されているように感じてしまう心理」について解説します。

ゆらいむ
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他人が褒められると、自分がみじめに感じてしまうことはありませんか?

1.他人が褒められると自分が否定されているように感じる心理

「隣の子は頭がいいね」
「あの人って運動神経がいいよね」

そんな風に、自分の目の前で自分以外の誰かが褒められると、

「自分は頭が良くない(と遠回しに否定されている)」
「自分は運動神経が良くない(と遠回しに否定されている)」

と、自分が否定されているように感じることはないでしょうか?

直接自分が否定されたわけではないのに、間接的に自分が否定されたと捉えてしまう心理は、とても一般的な人間の心理傾向であり、おかしなことではありません。

ですが、否定されたと感じる基準や、それによって落ち込む程度は人によって違います。

ゆらいむ
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そもそも人間というものは「否定される」ということを嫌う生き物です。

2.他人が褒められると自分が否定されているように感じる理由

ゆらいむ
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理由を解説していきます。

1.他者と自分を比較する癖がある

他人が褒められると自分が否定されているように感じてしまう理由として、「他者と自分を比較する癖がある」というものがあります。

「自分はその人よりも上か下か」という基準を持って生きている場合、他人が褒められると「褒められない自分はその人よりも下だ」と自己認識してしまうため、否定されているように感じてしまいます。

「他人が褒められた」ということは、自分とは全く関係がない基準の話ですが、この癖があると全てのことを自分と紐づけてしまうことになります。

2.「それに比べてあなたは・・」が勝手に補足される

人間は過去の経験をもとに、予測します。

そのため、ネガティブな経験をした場合、それはトラウマとなって現在に負の影響を与えることがあります。

幼少期に、他の子どもと比較されて育ったり、そのような経験を多くしてきた場合は、褒められた他人と自分を比較するようになります。

3.自信がない

自分に自信がない場合、人は他者の評価が気になってしまいます。

自信がなく、「どんな風に自分は思われているのだろう」という思考を常に持っていると、他人が褒められた時に「自分はダメだ」という思考になりやすくなります。

4.承認欲求について

人間には承認欲求が備わっています。

承認欲求には他者承認と自己承認があります。

子供は他者に褒められることで承認欲求を満たしますが、大人になるにつれて自分で自分を褒めることで承認欲求を満たすことが出来るようになります。

自己承認が優位であれば、他人が褒められても自分を保つことが出来ますが、他者承認が優位であると、「褒められない自分は価値がない」と考えやすくなります。

5.生まれつきの気質

HSPと呼ばれる、人や周りの言動に敏感に反応してしまう特徴を生まれつき持つ人がいます。

このような人は、「相手が自分をどう思っているか」ということが生まれつき気になりやすいため、自分が否定されることに敏感に反応してしまいます。

HSPは5人に1人がそうであると言われています。

HSPについては、以下の記事で詳しく解説しています。

HSPとは?~他者の心に敏感な人間はどう生きればいい?~

3.思考の対処法

私も、誰かが褒められると「それに比べてあなたはダメだ」とすぐに脳内変換されてしまいます。

ここの脳内変換はなかなか変えられないので、脳内変換された後に、「いや、自分がダメだと言われているわけではない」とワンクッション入れるようにしています。

自分がダメだと言われているように感じたり、不安になってしまったりするのは、HSPの人にとってはデフォルトなものであり、そこを変えるのはできません。

大切なのは、その思考を否定するのではなく、その思考の後に補足することなのではないかと思います。

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