はじめまして、ゆらいむです。
今回は「交感神経と副交感神経」について解説します。
ストレスと関わりがある神経だよ!
1.人間の神経について
最初に人間の神経について、簡単に解説するよ!
人間には約60兆個の細胞がありますが、それらの細胞は神経と呼ばれるものでつながっています。
神経は「手を動かしたい」「足を動かしたい」といった命令を脳から全身に伝えたり、全身で感じる痛みなどの刺激を脳に伝えたりします。
人間の神経には以下のような種類がありますが、その中でも自分の意思とは関係なく無意識的に働いているものを自律神経と呼びます。
人間のそれぞれの神経についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
自律神経には交感神経と副交感神経があるよ!
2.交感神経と副交感神経について
1.交感神経とは?
交感神経は、緊張している時や外部から刺激を受けている時など、ストレスを感じながら活動している時に働きます。
交感神経が働くとアドレナリンが分泌され、心拍数の増加や発汗が生じ、すぐに活動できるような集中した状態になります。
交感神経は活動中に働いている神経だよ!
2.副交感神経とは?
副交感神経は、眠っている時や休んでいるときなど、リラックスしている時に働きます。
副交感神経が働くと、心拍数は落ち着き、心や体が修復されている状態になります。
副交感神経は、休んでいる時に働いている神経だよ!
3.交感神経と副交感神経の関係性
交感神経と副交感神経は正反対のもので、互いにバランスを取り合いながら働いています。
交感神経が優位に働いている時は副交感神経はあまり働いておらず、その逆もまたしかりです。
交感神経が80%働いているときは、副交感神経は20%くらいしか働いていないよ!
3.ストレスの仕組みと向き合い方
ストレスというのは、外部からの刺激のことを言います。そしてストレスを感じているときは交感神経が働いています。
ストレスが過多になると、交感神経が働いている時間が長くなります。
交感神経と副交感神経のバランスはとても大切で、交感神経の働く時間が長くなると、体に様々な不調が起こります。
交感神経の働きは自分の意思で制御できませんが、ストレスを感じる場所に近づかない、しっかり休息をとることで副交感神経を働かせるなど、自分の行動次第である程度はコントロールが可能です。
しっかり動いてしっかり休む。ストレスをたくさん感じたらその分休息することが大切です。
4.自律神経失調症とは
体が不調なのに、それでも休息を取らず(もしくは取れず)交感神経が働いている時間が慢性的に積み重なると、不調を通り越して自律神経失調症になります。
自律神経失調症になると、休もうと思ってもなぜか眠れなかったり、休憩しようと思っているのにドキドキしてしまったり、行動に関係なく自律神経が正常に働かなくなります。
こうなる前に、休息をとるようにしましょう。
「寝る前にスマホやパソコンの画面を見ないようにしよう」
「睡眠は最低でも6時間は取ろう」
「生活リズムを整えよう」
これらは自律神経を整え、健康的でいるために効果的です。
病気になる前に休息を!
5.交感神経が働きやすい人
人間には、さまざまな性格の人がいますが、生まれつき交感神経が働きやすい人がいます。
生まれつき他者の感情や行動に敏感に反応したり、周りの刺激を敏感に感じたりする人はHSP(Highly sensitive person)と呼ばれ、約5人に1人の割合で存在すると言われています。
HSPは交感神経が働きやすく、ストレスを感じやすかったり疲れやすかったりするので、人一倍の休息が必要です。
HSPについては以下の記事で詳しくまとめています。
自分の気質について知り、自分らしくストレスと向き合っていきましょう!