どんな否定も気にならない。
なんでそんなことできるの
1.スキゾイドとは?
スキゾイドとは、スキゾイドパーソナリティ障害のことで、以下のような特徴を持っています。
・一貫して孤立を好む
・超然とした態度、平坦な感情
・賞賛や批判に無関心
スキゾイドについて詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
スキゾイドとは?スキゾイドな自分の思考や行動の具体例を紹介!
2.なぜ否定が気にならないのか?
「否定」というのは、される側はあまり心地よいものではありません。
たとえそれが正しかったとしてもです。
しかし、「否定」する側は心地よい状態になります。何かを否定するということは、遠回しに自分を肯定することになるからです。
つまり、すぐになんでも否定する人というのは、自分が気持ちよくなりたいだけの人です。
そういう人はスキゾイドは徹底的に見下し、気に留めなくなります。
すぐ否定する人=話を聞かないほうがいい人
3.否定してくる人の特徴
否定の原理をすべて詰め込みました。
1.自分のための否定
世にある否定のほとんどは「自分のための否定」です。
極論を言えば、否定に似つかわしい「助言」や「アドバイス」も、自分のための否定になります。
助言やアドバイスは一見、相手のことを考えているように見えますが、
「誰かの役に立ちたい」
「その人の助けになりたい」
「その人に恩を売りたい」
といった、自分の欲求を叶えるためのものであり、本質的な意味では自分のためなのです。
ずる賢く、ついでに感謝されようなんて考える人はもってのほかですね。そういう人は無意識のうちに相手に「感謝しないといけない」という強迫観念を振りまいているのと同じです。
感謝しないといけなくなる
2.老害について
大人の心理的現象として、年を取ると新鮮さがなくなるというのがあります。
新鮮さを感じることができないため、時代の変化についていけず、時代の変化が「自分の人生を否定されているように」感じてしまうのです。
自信がない人や自己コントロールができない人は特にそのように感じてしまいます。
そういう人が、自分が傷つかないために(自分が否定されないために)、新しい時代を否定してしまうのが老害と呼ばれます。情報のアップデータがしづらくなるのです。
老害はまずい
3.2度と同じ気持ちを味わいたくない
なにかつらい思いを経験した場合に、誰かが同じ道を通ろうとしているとそれを否定する人がいます。
子供への先回り否定がその一例です。
場合によってはその人が体験をする機会を奪ってしまいます。
これはあたかも自分があのつらい気持ちを2度感じることになるという不安から、その人が同じ経験をするのを見たくないという思いからきます。これも自分のためですね。
4.自分のためにやっているという謙虚さがない
否定とは、決して自分のためであってはなりません。
つまり、自分が気持ちよくなるための否定をしないということです。
良かれと思っても、それは自分のためだということが分かっていなければ、否定はとても良くないものとして聞こえてしまうのですね。
「否定しないで」といわれて逆切れする人は、これが分かっていない人です。