はじめまして、ゆらいむです。
今回は「ミラーニューロン」について解説します。

自分以外の人間は、今何を感じているんだろう・・?
1.ミラーニューロンとは?

まずは簡単に書くよ!
ミラーニューロンとは、脳の神経細胞の1つで、他の人間を見ている時に活動する細胞です。
2.脳の神経細胞について
脳には様々な神経細胞が存在し(約1000億個)、さまざまな刺激に応じて神経細胞が活動をします。
例えば、何かを覚えたい時や何かを考えたい時、脳の神経細胞が活動することによって「思考」することができます。
神経細胞は、生まれた時からその個数が変わることはありませんが、よく使用する神経細胞はより活発に活動するようになり、あまり使用しない神経細胞は活動しづらくなります。
つまり、脳は使わないとどんどん老化してしまいます。

脳の神経細胞に外傷を負ってしまうと、その神経細胞は二度と修復することはありません。脳が大事だと言われる所以です。
3.ミラーニューロンと共感力

ミラーニューロンは「共感力」を司っています。
ミラーニューロンは、他の人を見ている時に活動します。
その活動は、赤ん坊の頃は「模倣」として作用し、子どもの頃は「共感」として作用します。
つまり、他人がしていることを自分のことのように考える力、他人が思っていることを自分のことのように思う力です。
例えば、寒そうにしている人を見て、自分まで寒いような気がしてしまったり、
バンジージャンプをしている人を見て、自分まで浮遊感を感じてしまったり。
ドラマをみて感動してしまうのも、このミラーニューロンが働いているからなのです。
4.ミラーニューロンの活発さと心の病気
ミラーニューロンの活動には個人差があります。
ミラーニューロンは神経細胞ですから、ミラーニューロンに刺激が与えられる回数が少ないと、ミラーニューロンはあまり活動しなくなります。
ミラーニューロンの活動が低すぎたり高すぎたりすると、心の病気が起こります。
1.ミラーニューロンの活動は低い人
1.自閉症
他者の気持ちが理解できないことによって、コミュニケーションに困難が生じたり、社会活動が難しくなることによって、自閉症を発症することがあります。(症状が比較的軽い場合はアスペルガー症候群と呼ばれることもあります。)
2.サイコパス
自閉症とは逆に、相手の気持ちが理解できないことによって、狂気的な行動に出てしまうことがあります。
2.ミラーニューロンの活動は高い人
1.HSP
人の気持ちに敏感なHSPは、ミラーニューロンに刺激を送り続けます。ミラーニューロンの活動が高すぎて逆に疲れてしまうことで、社会活動が困難になることがあります。
2.スキゾイド
HSPが高すぎる共感力に疲れてしまうと、究極的に一人を好んだ社会活動を取るようになることがあります。
【コラム】不安の原因は相手にある?
ミラーニューロンが正常に活動していると、他者の不安を自分の不安のように感じてしまうことがあります。
子供が不安に駆られて落ち着きがない場合、親の過剰な不安が子供に伝わってしまい、落ち着きがなくなってしまっている場合があります。

自分が笑えば相手も笑う。感情は伝染するようになっています。