はじめまして、ゆらいむです。
今回は「人の失敗に安心する心理」について解説します。
人の失敗を見ると、なぜ安心する?
1.人の失敗に安心する心理
「部活でチームメイトがミスをした」
「友達のテストの点が悪かった」
「仕事で大きなミスをしてしまった人がいた」
「有名人が失言をした」
このような時に、なぜか心がふぅっと安心することはありませんか?
本来であれば人の失敗は自分には関係ないことであり、むしろ自分に被害が被るものなら逆に困って不安になるようなものです。
しかし、その時の状況や環境によっては、人の失敗は安心する材料になることがあります。
その心理は良くないものと捉えられがちですが、人間なら誰しもが感じることがある当たり前の心理です。
その心理は悪いものではないよ!
2.人の失敗に安心する理由
安心するということは、何かに不安を抱いている状態だよ!
安心するということは、裏を返せば不安を持っているということになります。
生きづらさを減らすためには、不安を減らしていくことがとても大切です。
人の失敗に安心するということは、自分がどのようなことに不安を感じやすいかを知ることができる1つの指標となります。
1.失敗を恐れている
あなた自身が失敗を恐れている場合、その失敗をしてしまった人を見ると安心します。
人間は「孤独」に対して恐怖を感じる生き物であり、同じ境遇の仲間がいれば安心します。そのため、「もし失敗したとしても、先に失敗してくれた人が同じ仲間としているからちょっと気が楽だ」となります。
2.他者と自分を比較する癖がある
他者と比較することで、自分の価値を相対的に判断する人の場合、人の失敗は自分の価値が上がることを意味します。
このような価値観は安心感を感じやすい反面、不安感も感じやすくなります。自分が失敗してしまった時に自己評価が下がってしまうため、常に失敗した時の不安に取りつかれてしまうからです。
この安心感はとても一時的なものであり、逆に不安を抱えている時間の方が長くなりやすいため、自分を守るために改善することをお勧めします。
3.自信がない
自分に自信がない人の場合、人は他者の評価が気になるようになります。
そして他者からの評価が下がることを恐れているため、失敗をして評価が下がっている人を見ると相対的に自分の評価が上がっているように感じて安心しまいます。
自分の心を安定させて不安から守るためにも、自信をつけるということはとても大切なことになります。
3.人の失敗に安心してしまうのは良いこと?悪いこと?
人間は誰もがどこかで不安を抱えているものです。
人の失敗に安心することは悪いことではありません。人間として自然なことです。
しかし安心したことに調子に乗って、失敗した人を非難したり、自分も大丈夫だと高をくくっていては、自分の不安を完全に解決することはできません。
不安は、脳が自分自身の課題を教えてくれているものです。自分が何に不安を感じているのかを見つめ直し、より強い自分になるための道しるべとして活用しましょう。
不安を1つずつ解決することで強くなり、生きやすくなる!