無気力症候群とは?~症状の原因と向き合い方~

臨床心理学

はじめまして、ゆらいむです。

今回は「無気力症候群」について解説します。

ゆらいむ
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何に対してもやる気が出ない状態が続いていませんか?

1.無気力症候群とは?

ゆらいむ
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まずは簡単に書くよ!

無気力症候群(アパシーシンドローム)とは、勉強や仕事に対して関心が持てず無気力な状態のことを言います。

しかし最近ではそれだけでなく、自分の好きなことや生きることに対しても無気力な人が増えています。なぜでしょうか?

2.無気力症候群の問題点

勉強や仕事など、ある意味「やらされていること」にやる気が出ないのはよくあることですが、自分の好きなことや趣味に対してもやる気が出ないのはかなり問題です。

問題となるのは20歳を超えるあたりからです。学生生活の間は「自分」というものがなくて無気力でも、学校という流れに勝手に流されながら生きていくことが出来ます

やる気がある人もない人も「同じように」流されて生きます。

しかし、20歳を超えると、自分の意思で自分の人生を豊かにすることが求められます。

自分の好きなことをしたり、自分のための人生を生きたりすることができないと、生きづらさを感じる機会が増えていきます。

3.無気力症候群の原因

ただ「めんどくさいから」という甘えではなく、もっと別の理由で無気力になっている可能性があります。

1.無気力症候群になりやすい人

・真面目で優しい
・自分のことよりも相手を優先する人
・どうせやっても・・という思考に陥る
・死んでもいいかなと思う
・やりたいことがない(やりたいという意思表示をことごとく否定されてきた)
・自分の意思表示は周りに迷惑になる
・自分のことはどうでもいい

ゆらいむ
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このように考えことがある人は、慢性的に無気力状態に陥っているかもしれません。

2.親子関係

親が厳しかったり、自分の気持ちを捨ててでも親の言うことを何でも聞いてきた場合、「自分の気持ちなんてどうせ・・」というあきらめに似た感情を持ち続け、何に対しても気力が湧かない無気力な状態になります。

真面目で優しすぎるがゆえに、自分をおろそかにして、人の気持ちばかりを汲み取り続けていると、自分が生きることに対しても無気力になってしまいます。

ゆらいむ
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小さいころに、自分の意思を否定されてきたり、認められてこなかった人は、無気力症候群に陥りやすいです。

4.無気力症候群との向き合い方

自分の意思を否定されて育ってきた人が、今の世の中はとても多いです。もしくは、自分の気持ちは我慢して、他人の気持ちを汲み取ることが良いとして育てられてきたのかもしれません。

でもそれは間違っています。自分の気持ちは出していいんです。自分らしく生きていいんです。

自分の意思を出すと、否定してくる人はたくさんいます。そのせいで傷つく人もいるかもしれません。人を傷つけることはあなた自身にとっても苦しいかもしれません。

それでも、あなたの心を捨ててまで、人を助けないで下さい。あなたの人生を第一に考えて下さい。そうするほうが不思議なことにあなたの周りも幸せになっていきます。

1人で無気力状態を脱することは難しいこともあります。その時はカウンセリングを通して自分らしさを育てるのも良い選択となります。

ゆらいむ
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自分の意思を出して人を傷つけることは、悪いことじゃないんです。

また、もともと他者の気持ちを敏感に感じ取ってしまう性格を持つ人がいます。その人たちはHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれ、5人に1人の割合で存在すると言われています。

HSPはその気質から、無気力状態になりやすいです。HSPについては以下の記事でまとめていますので、当てはまるかもと思う人はよろしければ参考にしてください。

HSPとは?~他者の心に敏感な人間はどう生きればいい?~

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