フロイト心理学とは?無意識論についてできるだけ簡単に解説!

歴史と有名人

はじめまして、ゆらいむです。

今回は「フロイト心理学」について解説します。

ゆらいむ
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フロイト心理学って何?

1.フロイト心理学とは?

ゆらいむ
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まずは簡単に書くよ!

フロイト心理学とは、オーストリア出身のフロイトさん(1856~1939)が提唱した考え方のことです。

ゆらいむ
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生きるうえでの考え方・心の持ち方の一説です。

2.心理学の基盤となる三つの学説について

心理学とは「人間とは何か?」という疑問について研究する学問です。

この問いに対するアプローチ方法として、

フロイトの無意識論
ユングのタイプ論
アドラーの目的論

の三説が、これまでの心理学研究においての基盤の考え方となってきました。

三人の考え方は似通る部分もあれば、完全に相反する部分も存在します。

フロイト、ユングの考え方について知りたい方は、以下の記事で詳しくまとめていますので参考にしてください。

ユング心理学とは?タイプ論についてできるだけ簡単に解説!
アドラー心理学とは?目的論についてできるだけ簡単に解説!

3.フロイト心理学の考え方

1.意識は氷山の一角

フロイトさんは人間の意識を「意識」と「無意識」に分けました。

そして「意識」は氷山の一角に過ぎず、大半の「無意識」が人間の行動や発言をコントロールしていると提唱したのです。

ゆらいむ
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人間の心理は、「見える意識」ではなく「見えない無意識」に詰まっているとして、フロイトさんは研究を進めていくのです。

2.無意識論

フロイトさんは、人間の心は3つの層で成り立っていると提唱しました。

・エス(無意識の層)・・・欲望のこと。心地の良いことを求め、嫌のことを避けたい。
・自我(意識の層)・・・エスをむき出しにしたら上手くいかない。抑制しようという心理。
・超自我(意識の層)・・・教育などによっていつの間にか形成される良心。

ゆらいむ
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自我は自分で試行錯誤する心理。超自我は他者に植え付けられ意識の根底に根付く心理です。

人間は、生まれたからにはエスしか備わっていません。しかし、生きていく中でエスをむき出しにするとうまくいかないことを知り、自我によってエスのバランスを取っていきます。

自我や超自我の程度は人それそれですが、その大小によって

・反社会的行動
・他者への攻撃行動
・精神病

の原因となってしまうこともあります。

ゆらいむ
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自我が強すぎて無気力になってしまったのかな・・

3.夢の心理学

無意識はその名の通り無意識ですから、自覚することはできません。

そのため、フロイトさんは無意識を研究するために「夢」を研究することにしました。

現代にも存在する「夢分析」や「夢占い」、「夢には自分の欲望が反映されるという考え方」はフロイト心理学から来ています。

4.まとめ

フロイト心理学は、現代の心理学の考え方の根底に位置します。

フロイトさんに続く精神学者であるユングさん、アドラーさんも、このフロイトさんの無意識論をベースにしたとされています。

フロイト心理学の、性格や気質によって違ってくる「自我」の領域、育ちや家庭環境によって違ってくる「超自我」の領域によって、心の病気や後天的な性格形成を説明することができそうです。

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