はじめまして、ゆらいむです。
今回は「認知行動療法」について解説します。
認知行動療法って何が良いの?
1.認知行動療法とは?
まずは簡単に書くよ!
認知行動療法とは、うつ病や精神障害などの心の病気に対する治療の1つです。
2.薬物治療との違い
認知行動療法はなぜ注目されているのでしょうか?
認知行動療法が発達する前、心の病気の治療法は薬物治療が一般的でした。
薬物治療が、脳に直接作用する薬物を用いて治療するのに対し、
認知行動療法では、その人の思考回路や認知の歪みを改善することで、結果として症状を緩和することを目指します。
ここではそれぞれの治療について解説します。
1.薬物療法とは?
心の病気は、脳内の神経伝達物質(セロトニン、アドレナリン、ドーパミンなど)の異常と密接に関わっています。
薬物治療では、薬によって神経伝達物質をコントロールすることで、心の病気の改善を目指します。
2.認知行動療法とは?
心の病気は、その人の思い込みや考え方の歪みによって起こります。
認知行動療法では、その人の思考パターンを改善することで、心の病気の改善を目指します。
3.その他の治療法
心理療法...誰かと話したり悩みを共有することで、心の傷が癒されることがあります。カウンセリングだけでなく認知行動療法も、心理療法の一つになります。
光療法...光を浴びる時間が減ることで発生するうつ症状に効果があります。人工的な光を浴びることで症状を改善に導きます。
電気ショック療法・・・頭部に電流を流すことで、症状を改善に導きます。
認知行動療法は根本的な解決が期待できることから、注目が集まっています。
3.薬物療法のメリット・デメリット
薬物療法のメリットとデメリットについてまとめます。
1.薬物療法のメリット
・費用や労力があまりかからず、手軽に始められる
・人によっては、すぐに改善する
2.薬物療法のデメリット
・副作用がある
・再発のリスクがある
4.認知行動療法のメリット・デメリット
認知行動療法のメリットとデメリットについてまとめます。
1.認知行動療法のメリット
・副作用がない
・考え方そのものを変えるため、再発の防止が期待できる
2.認知行動療法のデメリット
・治療を始めてから効果が現れるまで時間がかかる
・費用と労力がかかる
5.認知行動療法の仕組み
人は物事を主観的に判断します。
そのため、同じ物事であっても、人によって考えることや思うことは違います。
例えば、連絡をした相手からすぐに返事がなかった場合、
ある人は「今忙しいんだろうな」と思考し(ポジティブ思考)
ある人は「何か気に障る文章を送ってしまったかな」と思考します。(ネガティブ思考)
心の病気は、このようなネガティブ思考が原因で発生します。
認知行動療法では、このようなネガティブな思考と現実とのズレを、客観的に分析し共有しながら、思考や行動を改善していきます。
自分以外の人に分析してもらうことで、自分自身の思考の偏りに気づくことが出来ます。