はじめまして、ゆらいむです。
今回は「スキゾイドが本気になる時」について解説します。
スキゾイドは本気になるときはあるの?
1.スキゾイドとは?
スキゾイドとは、スキゾイドパーソナリティ障害のことで、以下のような特徴を持っています。
・一貫して孤立を好む
・超然とした態度、平坦な感情
・賞賛や批判に無関心
スキゾイドについて詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
スキゾイドとは?スキゾイドな自分の思考や行動の具体例を紹介!
2.そもそも本気になるとは?
普通の人はどんな時に本気になるの?
世の中にはいろいろな人がいますが、人それぞれ、本気になる時と言うのは違います。
例えばアスリートであれば、自分が「勝ちたい」から本気になります。厳しい練習にも耐えることが出来ます。
例えば食べるのが好きな人であれば、自分が「美味しいものを食べたい」から、本気で働いてお金を稼ぎます。
お金持ちになりたければ、そのためにお金を稼ぐように頑張りますし、誰かの助けになりたければ、そのためになにか活動を始めるかもしれません。
このように「人が本気で活動する時」というのは、もとになる欲求というものがあります。
しかしスキゾイドの場合、もとになる欲求がほぼないので、欲求がなければ本気になることはありません。
3.スキゾイドは本気にならない
欲求のないスキゾイドは、本気で活動することはありません。
ただ本人は本気でなくても、周りから見ると「とても頑張っている」と評価されることがあります。
これは、本人としては決して「頑張っている」わけではなく、「やらなければいけないことをただやっているだけ」という心持ちなのですが、それがコツコツと頑張っているように見られるためです。
なので、他者からどう見られるかはさておき、本人自身は特に頑張っていないので、本人自身が本気の活力や感情を感じることはありません。
「やらなければいけないこと」をスキゾイドは頑張らずにこなします。
4.自分が本気になった実体験
そんなスキゾイドですが、感情をもって「本気になる時」というものはたまにやってくることがあります。
今回は私の実体験から、それがどんな時だったかというのを考察します。
1.大事なタイミングで交代出場した時
高校1年の6月、部活のバスケットで3年生にとっては最後の大会の時、ベンチで控えていたのですが途中で急に交代を指示されました。
0対17で完全に劣勢の中、ベンチに座っているだけで終わるだろうと思っていた私は少し動揺しましたが、監督が、「流れ変えるしかないわ」と一言言って、私をコートに出しました。
普段の練習や試合ではあまり本気でやっていなかったのですが、その時私は「自分が必要とされている感じ」をとても感じました。そしてとんでもなく集中し自分が本気になっているのを感じました。
2.友達がイベントに向けて真剣だった時
大学2年の時、友達の誘いで学園祭のカラオケ大会に出ることになりました。
ちなみにスキゾイドは独りを好みますが、心を開いた相手にはとても尽くします。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
今回はそんな友達の誘いだったので、無表情無感情で出ることにしたのですが、友達の取り組みがとても真剣で、何より「こんな真剣な人が自分のことを相方として選んでくれた」というのを感じ、私も真剣に練習しました。
5.【まとめ】スキゾイドが本気なるのはこういう時!
私の実体験から思うに、スキゾイドが本気で活動できるのは「誰かのため」である時だと思います。
スキゾイドはその性質上、自分のために本気になることはありません。
対人に疲れやすいスキゾイドは独りを好みますが、皮肉なことに実際に最大のパフォーマンスを発揮できるのは「誰かのためである時」です。
それはおそらく、スキゾイドが感情や刺激に敏感であるがゆえ、人に寄り添うことが出来るからではないでしょうか?もちろん自分自身は疲れてしまいますが、それこそが「生きる」ということだと最近お思い始めました。