はじめまして、ゆらいむです。
今回は、生きることに興味がないことについて解説します。
「充実」しなくてもいいかなぁ・・
1.スキゾイドとは?
私は自称「スキゾイド」です。
スキゾイドとは、スキゾイドパーソナリティ障害のことで、以下のような特徴を持っています。
・一貫して孤立を好む
・超然とした態度、平坦な感情
・賞賛や批判に無関心
・社会に対して興味がない
スキゾイドについて詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
スキゾイドとは?スキゾイドな自分の思考や行動の具体例を紹介!
2.やる気について
1.勉強や仕事にやる気が出ない?
勉強や仕事というのは、ほとんどの場合「やらされているもの」にあたります。
人間は「強制」されたり、「~しなければならない」という物事に対してモチベーションが上がらない脳の作りになっています。
また、「興味がないもの」についてもやる気は出ません。
そのため、勉強や仕事を受動的にこなしている場合、それに対してやる気が出ないのは当然のことなのです。
2.自由な欲求にやる気が出ない?
生きるということは、欲求をもとに行動することです。
人間の3大欲求と呼ばれる、食欲、睡眠欲、排泄欲は当然のこと、
「できるだけ美味しいものを食べたい」とか、「「良い眠りがしたい!」とか、そういう+αの欲求があってはじめて生きることが出来ます。
しかしスキゾイドの場合、そのような+αの欲求が極めて低いです。
自分の好きなことや趣味、遊びに対してもやる気が出ないのは「スキゾイド」です。
3.生きることにやる気がない?
勉強や仕事など、「やらされている」と感じるものに興味を持てないのは分かります。
しかしそれ以外の自由な欲求に対しても、興味が湧かずにやる気も出ないのは、普通ではないです。
社会に貢献したいとか、注目を浴びたいとか、他者と関わりたいとか、賞賛を得たいとか、そういう欲求がなければ、文字通り「生きることに興味がなくなって」きます。
詳しく書くと、そのような欲求が湧くこともありますが、すぐに消えてしまうのが「スキゾイド」です。
3.スキゾイドに欲求がない理由
1.感情が乏しい
何かを達成したり、何かに成功したり。そのような時には達成感や優越感といった快感情を感じることが出来ます。
しかしスキゾイドは感情が乏しいため、達成したり成功したりした時の「うれしい」「たのしい」という感情がほとんどないです。
達成感があるから頑張れる、達成感がなければ頑張れない。
2.感情が乏しい理由
スキゾイドは喜ぶことが少ないですが、同時に、怒ったり悲しんだりすることも少ないです。
これは感情がないというわけではなく、「感情は生まれるが表に出さないようにしている」ためです。
スキゾイドは生まれつき「共感力」が極めて高いため、他者の感情に振り回されやすく、それが「疲れ」」ます。
その疲れから逃れるために、1人を好んだりするわけですが、もうひとつ、「感情を表に出さない」という行動もとるようになります。
感情を表に出すと、相手の感情が返ってきてしんどい思いをすることを学んだからです。
他者の感情に怯え、自分の感情を抑え続けた結果、「生きることにも感情を持てない」スキゾイドが完成しました。
4.スキゾイドが生きていく方法
自分の感情を抑えることは、対人関係において無難で良好な関係を築くのに役立ちます。
しかし、自分自身としては「生きることに興味がなくなって」きます。
普通の人達はみな、+αの欲求があり、それを満たすために生きています。
その欲求は生きがいとなって、人間を動かし、社会を回しています。
では感情も欲求も生きがいも消え失せたスキゾイドは、そのように生きていけばよいのでしょうか?
1.些細な感情も大切に
感情がほとんどないスキゾイドですが、まれに感情が芽生えることもあります。
それは「いかり」かもしれませんし、「たのしい」とか「うれしい」かもしれません。
その感情は、できるだけ大切にした方がいいです。
感情が生まれる出来事が繰り返されれば、生きる力も生まれてきます。
2.学生の人は大変
小学生・中学生・高校生の人で、スキゾイドっぽい人がいるかもしれません。
正直このような10代の学生が、一番スキゾイドになりやすいのではないかと思います。
いろんな制限があり、「やりたい!」という感情を摘み取られやすいためです。
子供は自由に見えますが、実際には大人ほど自由ではなく、生きることに興味がなくなっていってもおかしくないです。
「やりたい!」という感情は、子供のうちは表に出すと摘み取られる可能性が高いため、自分の内にしっかりためておくことをお勧めします。
一番想像力が豊かなのに、一番不自由な10代。
5.まとめ
スキゾイドにとって、社会は魅力的なものではなく、生きがいともならないかもしれません。
それでも、「自分の感情が動く何か」は、生きていれば出てきます。
それは大切にしたいです。