なんかやる気が出ないなぁ。
目標持ってるほうがいいっていわれた
1.欲求と行動
人間が意欲的に行動するには、欲求が必要です。
・美味しいものが食べたければ(欲求)、美味しいお店を探したり美味しいレシピを探そうとします(行動)。
・バスケットが上手くなりたければ(欲求)、厳しい練習も頑張ろうとします(行動)。
このように、人間にはまず「欲求」が源として存在し、そのためであればやる気を出して行動することができます。
ここで問題なのは、「欲求」は叶うと消滅してしまうということです。
「欲求」が消滅した場合、それに紐づく「行動」に対してやる気がなくなってしまうため、なんだか最近やる気が出ないなぁということになるのです。
欲求0太郎。
これはいたって自然なことです。
大切なのは、「自分の欲求が何だったのか。そしてそれが叶った」ということを認識し、新しい欲求を探して行動を変化させることです。
これが人間の成長!
つまり、行動に意欲が湧かない人は、自分の行動を見直して行動を変化させる転機なのです。
2.目標は人生に必要なのか?
1.目標とは?
目標わかんない
目標は欲求と同じです。
「プロ選手になりたい」というのは、目標であると同時に欲求ですし、
「有名になりたい」というのは、欲求のように見えて目標でもあります。
要は、自分が何をしたいかということ。
人生を活力をもって生きるには、これは必要不可欠なものです。
2.目標が見つからない
目標みつかんない
人間が活力をもって生きるのには、目標(欲求)は必要不可欠なものです。
ですが、人生のすべての時間、目標をもって生きている人はいません。
目標を持つことよりも、目標を探そうとするのがとても大事。
自分に目標がなくてもそこまで落ち込む必要はなく、ゆっくり探せばいいんです。
3.自分だけ目標がないと焦る
みんなしっかり目標持ってるのに
周りの人は目標をもって生き生きと生きているように見えますか?
自分が目標を探している状態だと、自分だけ置いていかれているような気分になって焦りますよね。
でも、実はちゃんとした自分の目標を持っている人っていうのは、少ないものなのです。
これは、人間の心理的な特性も関係しており、人間というのは他人の一部だけを見て、その全てを理解しようとしてしまう特性を持っているためです。
興味のある方は下記を参照してください。意外とそんなことはないんです。
4.目標は「持たされる」ものではない
目標持てと言われても・・
目標は自分がしたいことであって、けっして「持たされる」ものではありません。
特に子供のころは、強制されることが多く、自分がしたいこともあまりよくわからないことがほとんどです。
なので、子供のうちはやりたいことや目標が見つからなくても、何も焦ることはありません。
また、目標はどんどん変わっていっても問題ありません。
3.目標を探す気も起きない人へ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ちゃんとした自分の目標を持っている人というのは、実は少ないものだと書きました。
また、目標は持つことよりも、探すことの方が大事だと書きました。
しかし、目標を探す気も起きないという方がいるかもしれません。
目標って必要なの?
目標がないと活力をもって生きることはできませんが、目標を持たなくても淡々と生きていくことはできます。
今はひどく疲れている人や、大変落ち込んでいる人は、目標を持つことよりもまずはゆっくり休息をしてください。
ですが、ひどく疲れているわけではなく、何か心の病気を抱えているわけではないのに、社会や自分に対して目標や生きがいを持っていない。持つ気もない。強く何かをしたいと思わない。そのような状態が長く続いている方はスキゾイドかもしれません。
スキゾイドとは、スキゾイドパーソナリティ障害のことで、以下のような特徴を持っています。
・一貫して孤立を好む
・超然とした態度、平坦な感情
・賞賛や批判に無関心
・社会に対して興味がない
スキゾイドについてもっと詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
スキゾイドとは?スキゾイドな自分の思考や行動の具体例を紹介!
自分を知る一つのきっかけになれば幸いです。