はじめまして、ゆらいむです。
今回は、「スキゾイドに感情がない理由」について、解説します。
感情が湧かないのはなぜ?
1.スキゾイドとは?
私は自称スキゾイドです。
スキゾイドとは、スキゾイドパーソナリティ障害のことで、以下のような特徴を持っています。
・一貫して孤立を好む
・超然とした態度、平坦な感情
・賞賛や批判に無関心
・社会に対して興味がない
スキゾイドについて詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
スキゾイドとは?スキゾイドな自分の思考や行動の具体例を紹介!
2.スキゾイドに感情がない理由
スキゾイドの特徴として、「平坦な感情」というものがあります。
喜ぶこともなく、怒ることもなく、悲しむことも楽しむこともない。はたから見ると「ただ生きている」だけのような状態です。
多くのことに無感情、もしくは心の内に感情があっても表面には出てこない。そんな人は「スキゾイド」かもしれません。
なぜ、感情がないでしょうか?
1.前提として「HSP」という性格気質を持っている
「HSP」とは、他者の心を敏感に感じてしまう気質を生まれつき持った人のことです。
他人にどう思われているかが必要以上に気になってしまったり、他人の感情表現に敏感に反応して疲れてしまったりします。
HSPについては、以下の記事で詳しくまとめていますので、よろしければ参考にしてください。
スキゾイド感情がないように見えて、他者の感情を常に察知しているよ!
2.HSPの一部が「スキゾイド」になる
HSPの人は、他者の心を敏感に感じ取ります。そのことにHSPはとても疲れます。
例えば、怒っている人を見るとHSPはとても怖くなったり不安を感じたりしてしまいます。ちょっとしたことで他人が不機嫌になったり、落ち込んでしまったりすると、HSPは不安に駆られ疲労感を感じてしまいます。
そのことで疲れているHSPはたくさんいます。
その疲れから逃れるために、「自分の感情を限界まで抑える」ことにしたのがスキゾイドです。
3.自分の感情を抑えるということについて詳しく解説
「自分の感情を限界まで抑える」てどういうこと?
誰かに罵倒されたり、怒られたり、嫌われたりされると、人は不安に駆られます。
その不安から逃れるために人は、「その人に逆に怒りを向け」たり、「非行に走って気を紛らわし」たり「耐え続けて病気になってしまっ」たり、時には「関係ない人を傷つけてしまっ」たりしてしまいます。
スキゾイドはどうするか?
「他者や社会に諦めることで、自分の不安や感情に蓋をして、自分を保つ」ことをします。
その結果、他の人から見るとスキゾイドは、超然とした態度で平坦な感情であると見られます。賞賛や批判にも動じません。
この方法はスキゾイドが考えた「周りに不快を与えずに自分も生きる」ための唯一の方法なのです。
3.スキゾイドは負の連鎖を止める
この社会では人と人が傷つけあったり、もしくは傷つけられた腹いせに誰かを傷つけてしまったりします。
それは意識してばかりではなく、無意識に内にそうしていることもあります。
自分の苦しみを分かってもらうために、同じことを赤の他人にしてしまったり、とにかく暴れまわったり、そんな傷つけ合いは小さいものから、犯罪レベルの大きなものまでたくさんあります。
そんな負の連鎖をスキゾイドは止めることができます。
もしその矛先がスキゾイドに向けば、スキゾイドはその連鎖に蓋をして飲み込みます。傷つけられても圧倒的な無感情でなかったことにして、次に連鎖を繋げません。
スキゾイドは負を飲み込みます。
4.スキゾイドの問題
1.感情がなくても問題ない?
感情がないと、誰かと親密な関係を築いたり、物事に意欲的に取り組めなかったりという問題があります。
ですがこれらのような問題は、生きていく上での「質」に関わる部分ですので、ただ生きていく分には問題ないです。
私の場合は、感情がなくて困ったことよりも、不安を敏感に感じながら社会活動をしていくことの方がよっぽど大変だと感じます。
2.蓋をした感情は爆発しない?
負の連鎖を止めることが出来ると書きましたが、爆発する可能性はあるのかもしれません。
私自身はいまのところないですが、1人の時間がつくれないほど追い込まれてしまったり、短い時間でたくさんの感情に蓋を押した場合は、爆発する可能性がある気がします。
スキゾイドも人間です。