この記事では、自分の実体験をもとに既卒から就職活動をしてエンジニアになった話を書く。
既卒で就職活動を始めようとしている方は、ぜひ参考にしてほしい。
既卒、第二新卒の就活では何が重要なのかな?
1.自己経歴
最初に自分の経歴について簡単に書いておく。
・関西在住、普通科公立高校卒業後、近畿大学総合社会学部入学。大学では就活をせずに、卒業後フリータとして生計を立てる。大学卒業後に彼女が出来、彼女のために定職に就こうと思い、大学卒業から半年後、就職活動を始める。
2.気合十分!就職活動を始めるが・・
大学を卒業しているので、既卒、第二新卒の就職活動のやり方をネットで調べ、就職エージェントに登録することにした。関西圏で既卒に強そうな「いい就職ドットコム」というエージェントに登録した。
よーし。就職活動するぞ。
大学の学部は文系だったが、数学が好きでコンピュータの仕事がしたかったので、職種はエンジニアに絞った。エージェントの人にまずは履歴書や自己紹介書を添削してもらい、次に企業を紹介してもらった。そして自分の気に入った企業に履歴書を出してもらい、面接・・という流れだ。
既卒でも就職ってできそうだなぁ。
3.面接に落ち続ける日々
しかし、就職活動はそんなに甘くなかった。最初の面接で落ち、バイトの空き時間を利用してエージェントの方に面接の練習をしてもらうも落ち続ける。3か月間落ち続け、就職できる自信がなくなってきた。
エージェントの方には、面接の数を重ねましょうと言われたが、10社目くらいの面接を終えた後、結果を聞く前にエージェントに行かなくなった。
精神ぼろぼろ、受かる気がしない・・
4.転機
ちょうどエージェントに行かなくなった頃くらいに、彼女が東京の会社に就職したいと思っているという話を受けた。彼女は当時大学4回生で保育士を目指していたのだが、東京の会社に魅力を感じたようだった。しかし、1人で東京に行くのは不安でどうしようか悩んでいるようだった。
「じゃあ一緒に着いてくよ、東京一緒に住もう」といった。フリーターの私がだ。
彼女は優しい人だったから、「そうしてくれると助かる。」と言った。私が就職しようがフリーターだろうが気にしないようだった。
この時、自分の中でとてつもない活力が湧いてきたのを覚えている。自分が情けなかったからだろうか。これが大学卒業9か月後の1月のこと。
5.東京で就職すること
その後、すぐに東京のエンジニアの求人を探した。するとあることに気づく。
大阪に比べて、求人が圧倒的に多い・・
そう、エンジニアの求人は東京に集中していたのだ。正社員募集のサイトを見ただけでも、既卒・第二新卒・未経験歓迎の会社が1000件近くあった。大阪では10件ほどだったのに・・
この時、勢いのまま就職エージェントを介さずにそのまま会社に連絡をした。幸い、履歴書や志望動機はまとまっていたから、すぐに連絡することができた。そして東京に行き2社ほど面接を受けた。
6.合格・まとめ
面接を受けた2社とも、合格の内定を頂いた。今まで落ち続けていたのはなんだったのか不思議に思うくらいだった。なぜ合格できたのか考えられるのは、
・東京という地がエンジニアの就職にとても有利に働いた。(東京のエンジニアは不足している)
・私に活力があり、面接でなんとか受かりたいという気持ちが伝わっていた?
・後日談だが、就職エージェントを介さないほうが、会社的には採用しやすいらしい。(就職エージェントを介する場合、採用に余分にお金がかかる)
以上3点である。就職活動をするうえでぜひ参考にしてほしい。
ちなみに、就職エージェントは履歴書や自己紹介、面接などを丁寧に教えてくれる。自分の状況に合わして利用しよう!
余談だが、あの謎の活力が恋の力なのか・・内定後、私は珍しく熱を出して寝込んだ。