はじめまして、ゆらいむです。
今回は「他者を許せない心」について解説します。
何で他者を許せないんだろう・・
1.他者を許せない心の原因
人間には、他者を許せる人と、他者を許せない人がいます。
他者を許せない人というのは、このような性格を持っています。
1.自分に厳しい
自分に厳しい人は他者にも厳しくなり、他者を許せなくなります。
例えば、
・「ルールをしっかり守る人」は「ルールを守らない人」を許せなくなる
・「周りに常に優しく接する人」は「周りを気遣えない人」を許せなくなる
アスリートやスポーツ選手など、自分にストイックで努力家な人は、他者にも同じレベルを求めてしまう傾向が強いです。
「やればできる」とか「努力が足りない」などとよく言いますね。
2.よく我慢する
自分を抑えて我慢しがちな人も、他者を許せなくなります。
例えば、
・「自分に責任があると考える人」は「人のせいにする人」を許せなくなる
・「自分より他人を優先する人」は「自分勝手な人」を許せなくなる
日本では、我慢することが良いとされていますが、我慢することは周りが信用できなくなる原因となっています。
日本の風習で、我慢によって心を壊していく人がとても多いです。
2.他者を許せなくなる人の性格傾向
1.完璧主義
完璧主義の人は、自分に完璧を求めるぶん、他者にも同じだけの完璧を求めてしまいます。
2.真面目
真面目な人は、自分を抑えてでもルールを守るぶん、他者にも同じ真面目さを求めてしまいます。
3.日本人は他者を許せなくなるように育てられる
日本人は、「他者を許せない」と感じる人がとても多いです。
それは、親や学校の教育が深く関係しています。
・「他者には優しくありなさい」と教えられた
・「人のせいにしてはいけません」と教えられた
・「ルールは守りなさい」と教えられた
・「人に優しく、自分に厳しく」と教えれた
・「苦しいことも我慢するように」と教えられた
・「親の言うことを聞きなさい」と教えられた
真面目で完璧主義の人は、これらの教えを聞き入れて完璧に実行しようとします。自分の心を捨ててでもこれらを遂行しようとします。
これってよく考えたらおかしいです。
自分に厳しくすればするほど、自分の心は壊れていきます。生きづらさに潰されそうになります。
真面目な人は、ほんとに気をつけてください。
人間の心は、「人に優しく、自分に厳しく」なんてことはできないんです。こんなのは修行に修行を積んだお坊さんがするものです。
安易な気持ちで親はそれを教えます。まさか子どもが「絶対にそうしないと・・」なんて苦しんでいるとは夢にも思っていません。しかも社会的に一般な教えですから、疑いもしないでしょう。
このような教えにピンと来た人は、もう心が死んでいるかもしれません。早急に開放して、自分を大切にする生き方を探していきましょう。
あなたはもう十分苦しみました。もう自分を解放してあげて下さい。
4.まとめ
自分に厳しいと、人に心から優しくすることはできません。
表面的に優しくすることはできますが、心の本音では許すことはできないため、ストレスはたまる一方で吐き出せず、生きづらさを感じてしまいます。
まずは
「自分の好きなことをしてもいい」
「自分を抑えている感覚を減らす」
「悪い感情を持ってしまう自分を認める」
など、自分に優しくすることから始めてみて下さい。