はじめまして、ゆらいむです。
今回は「不安の仕組み」について解説します。
ほとんどの生きづらさの根本には「不安」があります。
1.不安とは?
不安は誰しもが経験する感情です。
不安とは、気持ちが落ち着かない、そわそわする、どきどきする、といった感情のことです。
不安な状態というのは苦しいものです。
不安だから泣いてしまったり、誰かを怒ってしまったり、どうしようもなく自暴自棄になってしまったりしてしまうこともあります。
2.不安の仕組み
不安はどうして生まれるの?
焦り・恐れ・劣等感・罪悪感など、人間のネガティブな感情とともに不安は発生します。
不安が生まれる時というのは、脳が自分に「このままではだめだよ」と教えてくれている時です。
そして不安には必ず原因があります。(○○に焦っている、○○を恐れている (○○=原因))
つまり、何かが原因で脳が生命の危険を感じた時、人間の行動を奮い立たせるために不安が生み出されるのです。
3.不安の扱い方
不安はどうすればいいの?
1.不安は悪いものではない
まず最初に知っておいてほしいことは、「不安は悪いものではない」ということです。
不安は本来、これから起こる危険に備えるための原動力となります。
ですが、「不安は悪いものだ。不安はしんどい。」という思い込みを持っていると、不安に飲み込まれてしまい、負の感情のスパイラルに陥ります。
不安は悪いものではないよ!
2.不安の感じ方は人によって違う
何に対して不安を感じるか、不安によってどれくらい苦しくなるか、不安の感じやすさ、許容量などは人によって様々です。
人と会わないことに不安を感じる人もいれば、人と会うことに不安を感じる人もいます。
また、HSPと呼ばれる、不安を感じやすい特徴を生まれつき持つ人もいます。
HSPについては、以下の記事で詳しく解説しています。
不安の感じ方は、生まれつきのもの(先天的)と経験によるもの(後天的)の両方が要因としてあります。
4.不安を解消する方法
不安を持つ自分を否定しないであげてね!
1.何に不安を感じているか明確にする
不安には必ず原因があります。そして不安を解消するには原因を解決させる必要があります。
なので、不安を感じたらまずは原因をハッキリさせることが大切です。
お酒を飲んで忘れようとしたり、楽しいことを無理やりしようとするなど、現実逃避は根本的解決にならず、むしろ不安を増大させる原因となります。
不安の原因が自分で理解できれば、対応策を考えることもできますし、思いのほかスッキリすることもあります。
2.活動を行う
暇な時や時間があるときに、頭の中で思考を巡らせていると不安はどんどん押し寄せてきます。
逆に何か忙しく取り組んでいる時は、不安はどこかに消えていってしまうものです。
不安がちょっとしんどいなと思ったときは、ぐっと体を動かすことで頭がスッキリします。
身体を動かしていると、不安はなくなります。
3.10代、20代の頃は不安を感じやすい
「死ぬことが不安」といったどうしようもない不安もあります。
10代、20代の頃は、様々なことを考えて思考を張り巡らせる時期です。
自分とは何なのか?死とは何なのか?なぜ生きているのか?なんで学校に行かないといけないのか?
経験も少なく、何をするにも初めてだったり、漠然とした不安や将来への不安を感じやすいです。
この不安は完全に取り除くことは難しいですが、誰かに話を聞いてもらったり、何かに打ち込んだりすることで和らげることができます。
10代、20代の頃は特に心が安定しづらくて大変です。