はじめまして。ゆらいむです。
今回は「確証バイアス」について解説します。
確証バイアスは、人間の行動特性の1つだよ!
1.確証バイアスとは?
まずは簡単に書くよ!
確証バイアスとは、自分にとって都合のいい理由には目がいきやすく、否定する理由には目がいきづらいことです。
2.具体例で分かりやすく
1.公務員を目指すべき
「公務員を目指すべきだ」と信じている人は、それを肯定する理由、
・公務員は国がしているからつぶれない
・大学生の就職希望ランキングで第一位
などの理由に目がいきやすく、これらの理由を信じやすいです。
しかし他の人から見れば
・やりがいがない、言われた仕事をこなすだけ
・税金泥棒など、あまりいいイメージがない
などの否定的理由もあります。
どちらの理由も一理ありますが、自分の意見を肯定する意見に目が行きがちになってしまうのが確証バイアスという人間の特性です。
それは悪いことばかりではなく、むしろ公務員になる原動力ともなります。
自分を否定する意見を頭ごなしに否定するのではなく、一度考慮できるかどうかが確証バイアスをコントロールするポイントになります。
自分を否定する意見にも耳を傾けてみるとなにか気づきがあるかもしれません。
2.主観と客観
確証バイアスが人間の特性である以上、人間は物事を主観的に見てしまうものです。
だからこそ、確証バイアスの存在を知っておけば、自分の見方にバイアスがかかっていないか疑うことができます。
物事を客観的に見ることで、ビジネスやコミュニ―ケーションの場に生かすことが出来るでしょう。
3.血液型性格学
「A型は真面目」「B型は自己中心的」「O型はおおざっぱ」「AB型は二重人格」といったような血液型による性格分析を誰もが聞いたことがあると思います。
しかしこれは実際には科学的根拠がないものです。にもかかわらず、実際にはけっこう当たっていると感じると思います。
この現象も確証バイアスが一役買っています。上にあげたような四つの性格は誰もが兼ね備えている性格であるため、当てはまるものに目が行きやすいという話です。
ちなみに血液型性格学については「予言の自己成就」という行動特性も関係しています。「予言の自己成就」についてはこちらから↓
4.内集団びいき
内集団とは、自分が所属していると感じている集団のこと。
それに対して外集団とは、自分が所属していないと感じている集団のことです。
人間は、自分を含む内集団が優れていると感じやすいようになっています。つまり簡単に言うと、身内びいきしやすいということです。
内集団びいきが起きやすいことを知っていれば、物事を客観的に見ることに役立つよ!
ちなみに、外集団に対しては劣っているところを見つけようとする心理が働きます。
それは悪いことばかりではなく、自分たち内集団の帰属意識、結束力を高めることにつながります。
しかし逆に、この人間の特性は差別やいじめの原因となりやすいので注意も必要です。
3.まとめ
・人間の行動特性だから、すべての人間がもっているものだよ。
・確証バイアスを知っていれば、物事を客観的に見るきっかけになるよ。
・確証バイアスに支配されずに、自分を否定する意見にも一度耳を傾けてみよう。
4.確証バイアスについて考察する
誰もが自己中心的に物事を捉えてしまう。ある意味でそれは当然のこと。他人の心理は100%は絶対に分からないし、自分の経験や思考から物事を考えるしかない。
自分が傷つくのは嫌だし、苦しい思いをするのは嫌だ。そんな思いが募りすぎると、見境なく他者を否定することがある。自分を守るために。
でもそこで踏ん張って、他者のことを思いやることができる。そんな人間になりたい。