はじめまして。ゆらいむです。
今回は「愛情と執着」について解説します。
人間関係において、愛情は執着に変化することがあるよ!
1.愛情とは?執着とは?
まずは簡単に書くよ!
愛情とは、相手を思いやること。相手の心を受け止めること。
執着とは、相手を自分の思い通りにしたいという自分勝手な感情のこと。
2.具体例で詳しく
例えば、相手が自分から離れたいと思っていた場合、
愛情だけがあれば、相手の選択を受け止めることが出来ます。
しかし、人間というのはそう簡単にはいきません。恋人に限らず、友達や家族など、親しい人が自分から離れていくとき、人間には「自分から離れないでほしい」という執着の心が少なからず生まれます。
その思いは自分勝手ではありますが、とても人間らしい感情でもあります。
3.執着との向き合い方
執着は人間らしい感情ではありますが、あまり良い結果を生みません。
執着に支配されてしまうと、自分の感情をぶつけることがエスカレートしてしまい、せっかく持っている愛情がおろそかになってしまいます。
その結果、離れたいと思っている相手は苦しみ、執着に支配される自分自身も苦しむ結果となります。
自分の執着を感じたら、相手の気持ちを尊重して相手から自ら離れることがとても大切です。
自分の執着と向き合って、自分の愛情を育てること。これが失恋において一番つらくて大変なことです。
ですが、その分人間としてとても成長することが出来ます。
これが正しいですが、そう簡単にできることではありません。本当に苦しいと思います。
4.そもそもなぜ離れたいと思うのか?
そもそもなぜ離れたいと思う、離れたいと思われるのでしょうか?
「離れたい」という思いには必ず理由があります。その理由は「価値観の相違」です。
例えば、「感情は表に出して伝えるべきだという女性」と「感情は抑えるべきだという男性」は男女の代表的な相違です。
他にも「人との接し方」や、「社会に対する考え方」など、相違が生まれる可能性はたくさんあります。
人間は誰でも自分の価値観に沿って生きていますが、自分が認められない価値観と一緒にいることはとても苦しいことです。
妥協できない価値観で衝突したとき、人はその価値観を持つ人から離れたいと思うのです。
所詮は他人同士ですから、心の中が完全に一致するということは絶対にありえません。妥協できるラインを伝えあって、お互いに理解し合うことが大切です。
5.そもそもなぜ離れたくないと思うのか?
相手に「離れたい」と思われたとき、なぜ人は「離れたくない」という執着の心が生まれるのでしょうか?
それは「自分を否定されたくない」という気持ちがあるからです。
人間は自分が否定されることに対して弱いです。いくら自己肯定感が強い人であっても、自分が否定されるということは、人間にとっては耐え難いことなのです。
「離れたい」と思われるということは、自分がその人に否定されることになります。
そのため、「否定されたくない」→「離れたいと思われたくない」という変換の中で、その執着が暴走してしまうと、自分を無理やり相手に認めさせようとしてしまう場合があります。
例えば、「相手につきまとう」、「自分の愛を一方的に伝える」などのストーカー行為や、
「相手に報復する」など、愛情が敵意に変わり、相手に危害を与えようとする行為などがあります。
これらの行為は自己中心的な行為で相手を苦しめることになります。自分の感情と行動が執着に支配されていないか確認しましょう。