はじめまして、ゆらいむです。
今回は「共感力」について解説します。
スキゾイドはとても高い共感力を持っています。
1.スキゾイドとは?
私は自称スキゾイドです。
スキゾイドとは、スキゾイドパーソナリティ障害のことで、以下のような特徴を持っています。
・一貫して孤立を好む
・超然とした態度、平坦な感情
・賞賛や批判に無関心
スキゾイドについて詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
スキゾイドとは?スキゾイドな自分の思考や行動の具体例を紹介!
2.共感力とは?
共感力とは、相手の気持ちに寄り添うことです。
共感力とは、相手の気持ちに寄り添う力、心を読む力のことです。
例えば「塩ラーメンを食べたい」と言っている人がいます。あなたは味噌ラーメンが食べたいです。そしてあなたは美味しい塩ラーメンのお店を知っています。
【共感力】
レベル1「相手が塩ラーメンを食べたいと思っていることが分かる」
レベル2「塩ラーメンが食べたい相手の気持ちを否定しない」
レベル3「美味しい塩ラーメンのお店を提案するのは一旦様子見する」
レベル4「自分の味噌ラーメンが食べたい気持ちとどう折り合いをつけるか」
【解説】
レベル1・・相手のことを思う気持ちが少しでもあれば、これは分かると思います。
レベル2・・「いや、私は味噌ラーメンが食べたい」と頭ごなしに否定するのは共感力に欠けます。
レベル3・・提案して満足するのは自分であり、相手が美味しいお店の提案を求めているかどうかはまだ分かりません。
レベル4・・自分の気持ちも大切にします。
このようなめんどくさい配慮を持って相手のことを考える力が共感力です。
ちなみにスキゾイドの場合、自分の気持ちをすべて捨てて相手に合わせてしまいがちです。
相手の気持ちをおろそかにしない、自分より相手を優先して考える力が共感力です。
3.共感力を実行できるのは才能である
共感力を実際に使うのは難しいです。
共感力がとても高いスキゾイドは、常に周りの人のことを考えています。
それは、人に気に入られるためにしているのではなく、無理やり考えているわけでもありません。
そうしていないと自分が不安になるからです。
スキゾイドは、相手の強い感情(不快、嫉妬、怒り、苦しみ、憎悪、支配など)に対して強い不安と生きづらさを感じます。相手のことがまるで自分のことのように思えてしまい、苦しんでしまうからです。
相手の気持ちに沿っていない行動を自分がしてしまうことで、相手がそのような感情を持ってしまわないために、周りの心に常に意識を傾けています。
そうしていないと自分が不安になるからです。
スキゾイドは常に周りの人のことを考えています。それは誰しもができるものではなく、努力してすぐに身につくような簡単なものではありません。
人間が呼吸をするように、それを当たり前のように実行できるスキゾイドの共感力と配慮は才能です。
感力は1つの才能です。共感力はみんなが持つべき常識ではありません。
4.共感力とどう付き合っていくか
スキゾイドの最大の問題点は、共感してばかりで自分をなくすことです。
感情が苦手なスキゾイドは、相手にも自分の感情を与えないために無感情になりました。
自分の利益ばかり考えている人たちを見て、社会に絶望しました。
そして生きていても楽しくなくなりました。
人といると気が張りすぎて疲れてしまうので、独りを好むようになりました。
自分の感情を発することがなくなっていきます。
そんなスキゾイドは人間関係の場において「自分の感情」を極端に捨てようとしますが、自分の感情や思いを分かってくれる人は少なからずいます。
自分の感情や思いを人間関係の場で少しづつ出していくことが出来れば(そのような場所が見つけられれば)、少し生きやすくなると思っています。