はじめまして。ゆらいむです。
今回は「予言の自己成就」について解説します。
予言の自己成就は、人間の行動特性の1つだよ!
1.予言の自己成就とは?
まずは簡単に書くよ!
予言の自己成就とは、根拠のない自分の思い込みが、結果として叶ってしまうこと。
無意識的に思い込みの通りに自分が行動してしまうがゆえに発生します。
2.具体例で詳しく
1.占い
例えば占い。あなたは25歳で運命の人に出会うと言われたら・・
25歳で運命の人に出会うと思い込む → 25歳で出会った人を意識するようになる
となり
思い込みが自分の行動を変えることで、結果として予言が成就することになります。
2.血液型性格学
「A型は真面目」「B型は自己中心的」など、血液型で性格が決まるというものは、科学的には証明されていません。
しかし、「自分はA型だから真面目」などの思い込みが、無意識的に自分の行動を変え、結果としてA型の人は真面目になっています。
ちなみに血液型性格学には、予言の自己成就のほかにも、「確証バイアス」という人間の行動特性も関係しています。
「確証バイアス」とは、自分にとって都合のいい理由には目がいきやすく、否定する理由には目がいきづらいこと。
例えば、人間は真面目な部分と自己中心的な部分を兼ね備えているのがほとんどですが、A型の人は真面目な部分が注目され、B型の人は自己中心的な部分が注目される、といったものです。
確証バイアスについては以下に詳しくまとめているので、よろしければ参考にして下さい。
3.ピグマリオン効果とゴーレム効果
ピグマリオン効果とは、他者から期待を持たれることで、学業やスポーツの成績が向上すること。
これも、予言の自己成就の一種で、おもに教育現場などで活用されています。
具体的には、「君は頭がいいね」と教育されると、そのように育つということ。
その逆でゴーレム効果とは、他者から期待を持たれないことで、学力やスポーツの成績が低下すること。ここでいう期待を持たれないとは、悪い印象を提示されることです。
具体的には「君は頭が悪いね」と教育されると、そのように育つということ。
これらの理由で、教育の現場では褒めるの良いとされています。
4.プラシーボ効果
日本では「偽薬効果」と呼ぶこともある心理学用語。これは、有効成分がない薬でも、患者がその薬が効くと思い込んでいる場合に、症状の改善や回復の兆しがみられることです。
病気でさえも思い込みで治るというのですから、信じる力というのは、私たちが思う以上の力を持っているのかもしれません。
3.まとめ
予言や思い込みの力というものは、さまざまな実験や研究で証明されています。
予言の自己成就を知ることは、自分の間違った思い込みを知る良いきっかけとなるかもしれません。
思い込みや心の持ち方で人生が180度変わるかも!
4.予言の自己成就について考察する
運命なんて存在しないということ。運命は後付け。先付けしても、それを信じるだけで人はそれに導かれてゆく。
運命に頼るのは楽だから運命に頼ってしまいがち。でも信じるか信じないかで何にでも変われる。思い込みだけで病気まで治るというのだから。
結局バカ正直に信じて突き進める人が一番強い。漫画の主人公はだいたいそういう人。あれこれ疑って頭がよく回る人はサポートに回ろうか。