はじめまして、ゆらいむです。
今回は「すべてに諦めて生きる」ことについて解説します。
他者や社会に諦めていませんか?
1.スキゾイドとは?
私は自称スキゾイドです。
スキゾイドとは、スキゾイドパーソナリティ障害のことで、以下のような特徴を持っています。
・一貫して孤立を好む
・超然とした態度、平坦な感情
・賞賛や批判に無関心
スキゾイドについて詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
スキゾイドとは?スキゾイドな自分の思考や行動の具体例を紹介!
2.なぜすべてに諦めて生きるのか?
スキゾイドは諦めることで自分の心を守っています。
スキゾイドが全てに諦めて生きる最大の理由は、とにかく感情の起伏が苦手だからです。
例えば、「政治家が自分たちの税金で私欲のためにお金を使った」とします。
当然それは腹が立つことです。許せないと憤慨することです。
しかしスキゾイドは表面的に無関心を装い、さらに自分の心の中でその政治家に対して諦めの感情を持つことで、自分の怒りを鎮めようとします。
こうして感情が揺れ動くことに対して諦めの感情を持つことで、自分の心を守ろうとしているのです。
スキゾイドは自分の感情の起伏にとても疲れてしまうため、諦めることによって
一定の感情を保とうとします。
ちなみに、感情の起伏に疲れやすい人というのはHSPと呼ばれ、5人に1人の確率で存在すると言われています。
HSPは生まれつきの気質で、HSPの人がスキゾイドになると私は考えています。
HSPについては、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
3.すべてに諦めて生きるとどうなるのか?
諦めて生きるとこうなります。
すべてに諦めて生きていくことは、苦しさが減る分、喜びや感動も減ります。
苦しさを「諦め」という無気力無感動のバリアで防ぐのは、同時に喜びや感動もバリアで防いでしまう代償があるのです。
しかし、もちろんスキゾイドはそれを分かったうえですべてに諦めています。
「喜びや感動はなくてもいいから、その変わり苦しさも捨てさせて下さい」というのがスキゾイドの心です。
それが続くと、スキゾイドはどうなるのでしょうか?
1.無気力になる
スキゾイドが無気力になるのは、自分らしく生きられないから。
自分らしく生きられないのは、他者に合わせて生きているから。
他者に合わせて生きるのは、相手を怒らせたくないから。
諦めて生きることがスキゾイドにとって一番合理的でラクだったのです。
しかしその諦めによるバリアをはり続けていると、何に対しても無気力になります。
勉強や仕事だけでなく、部活や趣味や生きることさえも無気力になります。
2.ただ生きているだけになる
スキゾイドが続くと、生きる原動力が湧かなくなります。
そして、「これがしたい、あれがしたい」という欲求がなくなり、ただ生きているだけになります。
ただ、欲求が叶わなくても落ち込まずにいられることや、誰かに迷惑をかけないことなど、良い面もあります。
生活にハリがなくなりますが、本人は特に問題だと思いません。
3.一人になる
スキゾイドはよく一人を好みます。
それは、他者と行動することはスキゾイドにとって、自分が出せず、感情の起伏を被る危険があるからです。
もちろん孤独の苦しみを感じることがないわけではありません。ただ、それよりも、他者と行動することが疲れてしまうのです。
こちらも本人は問題だと感じていません。
4.すべてに諦めて生きることは正しいのか?
スキゾイドはとても感受性が高く、相手の心に寄り添える力を持っています。
ただその力が強すぎる故に、人よりも苦しみやすいのです。
その苦しみから逃れるために、諦めて生きることは自分を守るための合理的な判断であると言えます。
私もずっと諦めて生きてきましたが、それによって起こる問題は
・諦め癖がついてしまい、物事が長続きしないこと
・熱意が薄いことで、他者に認められづらいこと
がありました。具体的な場面でいうと、恋をしてしまった時や働く時などがあります。
学生までは何も問題なかったですが、その後、スキゾイドな生き方をしてきたツケが回ってきたと感じました。
歳をとるにつれて、スキゾイドっぽさが薄れてきたと自分で感じます。