はじめまして、ゆらいむです。
今回は「優しさ」について解説します。
本当の優しさって何だろう?
1.優しさとは?
例えばAとBの道があるとします。
Aは安全な道、Bは危険な道です。
ある人がBの道に進もうとしています。だからその人にこう言います。
「Bの道は危ないからAの道にしておきなさい。あなたが苦しまないために言っている。」
果たしてこれは優しさでしょうか?
2.本当の優しさとは?
本当の優しさというのは相手を思いやる気持ちのことです。自分の為であってはなりません。
1.見返りを求めない優しさ
相手に優しくすることで、その代価を相手に求めるのは優しさとは言いません。
それは、相手に自分を満たしてもらうための「優しさの押し売り」です。
「優しくしてやっているのに」と思ってしまったり、相手から期待通りの代価が得られずに不満を持ってしまったりするのは本当の優しさではありません。
2.他者を尊重した優しさ
「あなたのためを思って言っている」
よくこういう人がいますが、これは相手のことを思いやった本当の優しさではありません。
それは自分の思い通りに相手を動かしたという満足感を得るためであり、一番の目的が自分であることに他なりません。
3.本当の優しさと自己満足の違い
先ほどの例をもう少し具体的にしてみます。
Aの道を正社員、Bの道をフリーターとしてみましょう。
親があなたに「フリーターは危ないから正社員にしておきなさい。あなたが苦しまないために言っている。」と言っています。
これは、本当の優しさではありません。
これは
・自分の思い通りに子供が動くことで、親自身が満足するため、安心するためのもの
・親としての責任感、無力感から解放されるためのもの
・親自身の気持ちがラクになるためのもの
です。
これは優しさではなく、自己満足のための押し付けであり、その心は相手にも伝わります。
本当に相手に優しくしたいのであれば、相手の意見を尊重して見守ること、決して自分の為であってはなりません。
自己満足のための行為は、相手にもその嫌らしさが伝わるものです。
4.優しさは偽善?
心理学的に、「優しさは偽善である」と言われることがあります。
これは「優しさの裏には、その対価として見返りを求める気持ちが少なからず存在する」からです。
ですが、その見返りを求める気持ちが強すぎると、本当の優しさとはかけ離れていきます。