防衛機制とは?~自分を守る心理の種類と具体例~

社会心理学

はじめまして、ゆらいむです。

今回は「防衛機制」について解説します。

ゆらいむ
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防衛機制は心理学用語の1つだよ!

1.防衛機制とは?

ゆらいむ
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まずは簡単に書くよ!

「防衛機制」とは、自己の不安を軽減しようとする、人間の心理的メカニズムのことです。
簡単に言うと、苦しいことから逃げて自分を守ろうとする心の動きのこと。

防衛機制は自己破滅を防ぐために必要なものであり、必ずしも悪いものではありません。

ゆらいむ
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防衛機制は自分を守るためにあるよ!

2.防衛機制の種類と具体例

ゆらいむ
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防衛機制の種類について、具体例と一緒に解説していくよ!

1.抑圧

…自己の精神的安定に危険のある観念や衝動が無意識的に抑圧されること。抑圧されたものは別の形となって表出しやすい。
[具体例]
 ・自分に敵意が向けられる→抑圧→その人に対して敵意をもつようになる(敵意の表出)

 →「敵意が向けられている」という不安を「その人に敵意をもつ」ことで隠すようなイメージ。

2.置換

…本当の欲求を満たすことが出来ないときに、それを別の対象に置き換えることで満足すること。
[具体例]
 ・ダイエット中にラーメンが食べたい→置換→ノンカロリーのこんにゃく麺で妥協する

 →「自分は満足した」と言い聞かすことで、欲求不満から逃れる。

3.投影

…自己のとある衝動を認めたくないとき、その衝動の原因を相手のせいにする(相手に投影する)ことで自分を守る
[具体例]
 ・自分の社会的な不安→投影→社会が悪い、政治が悪い

 ・敗北を他人のせいにすることで、敗北感による心の不安から逃れる

4.同一化

…尊敬する人の持つ性質を真似て、自分もその性質を持っているように感じて満足感を得ること
[具体例]
 ・ある有名人に憧れる→同一化→その有名人の服装や髪形を真似する
 ・アニメやドラマの登場人物→同一化→対象の活躍が自分の満足感につながる

5.退行

…耐え難い衝動を感じた時、自分の発達段階が未成熟な幼児段階へと戻ること
[具体例]
 ・親に構ってほしい→退行→子どものように振舞って親の気を引こうとする

6. 反動形成

…耐え難い衝動が抑圧されて無意識的なものとなったとき、意識や行動には正反対のものとして表出されること。抑圧の一種で、反動形成の性質が性格として形成される場合も多い
[具体例]
 ・好きな人ができる→反動形成→その人に嫌がらせをする、またはその人を避ける

7.合理化

…満たされなかった欲求に対して、理論立てて自分を納得させること
[具体例]
 ・お店で買ったものが別のお店で安く売られていた→合理化→こっちの方が品質がいいだろう

8.逃避

…困難な状況に陥ったとき、その状況から離れることで自分を守ろうとする
[具体例]
 ・仕事に行きたくない→逃避→病気を理由に休む

9. 否認

…耐え難い状況から目をそらし認めないこと。その状況自体が存在しないかのような言動をとる
[具体例]
 ・重い病気を宣告される→否認→認めず、いつも通りの生活を続ける

10.昇華

…満たされない欲求を、社会的に価値ある行動へ置き換えること
[具体例]
 ・好きな人に振られる→昇華→部活に打ち込む

3.防衛機制との向き合い方

ゆらいむ
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防衛機制の応用法について解説するよ!

防衛機制を知ることは、自分の本心に気づく良いきっかけとなります。

すべての防衛機制において、自分の本心や事実が別の何かに置き換わっていることが言えます。防衛機制は無意識的に働くことが多いので、自分の本心や事実が隠されてしまい気づきにくい状況にあります。

防衛機制は一時的に自分を守ることが出来ますが、自分の本心や原因と向き合うことも大切です。

例えば、「投影」の人のせいにする行動や「否認」の認めない行為など、大切な事実を見逃すことにもつながります。

防衛機制を知ることで、より自分と向き合うことができるでしょう。

ゆらいむ
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防衛機制を知ることは、自分と向き合う時に役立つよ!

4.防衛機制について考察する

おそらく私は心が弱い。だから人一倍、「防衛機制」についてはよく使ってきた。表には出さないけど、心の中で「防衛機制」使って自分を納得させてきた。そうすることでなんとか生きてこられた。

子供の間は、この「防衛機制」とても表面化しやすい。そうすることでまだ成熟していない自分のメンタルをなんとか守ろうとする。

「防衛機制」の問題点は、他人に毛嫌いされる点にある。

表面化した「防衛機制」は、時に人を傷つけ、時に人を不快にさせてしまうことがある。そうして人が離れていってしまう。

また、「防衛機制」は自分の成長を妨げる。

自分のダメな部分から目を背けずに素直に直していかないと、充実感も達成感を感じられないだけでなく、ただただよくわからない不安が溜まっていく

そんな不安から逃れるために、私は「防衛機制」と戦っていかないとダメなのか・・

ゆらいむ
ゆらいむ

同一化はよくしていた気がする。好きな漫画の登場人物の言動とか見た目を真似していた。ただの突き指で、小指にテーピング巻いて学校に行ってたこともあったな・・めっちゃ厨二病。

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